【2018年】高2(新高3)生の春休み、受験勉強はまだ早い?みんなどうしてる?

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「受験勉強はいつからするべきか。高3の夏休みなのか。高2の春休みなのか。」という話は、よく話題になります。
もちろん早くに取り掛かるに越したことはありませんが、みんなが受験勉強を意識し始めるタイミングについて見ていきましょう。

みんなが受験を意識するタイミング

みんなが「志望校」を意識するタイミングはいつなのでしょうか。
それは、ベネッセが出しているアンケートに詳しく載っています。

620名の大学生を対象として行ったアンケートで、「いつくらいに志望校を決めたのか」と聞いたところ、もっとも多かったのは、受験の天王山とも言われている「高校3年生の7月~9月」でした。
部活を引退した高3の夏休みに、進路を考える人が多いことがわかります。

続いて2位に位置するのが、非常に遅い「高校3年生の1月~3月」です。
ただこれに関しては、「志望校」というよりも、センター試験の結果などを受けて、最終的な「受験校」を決めた、と考える方が適切でしょう。

3位は高校3年生の10月から12月です。
それ以前に決めた人の割合は、決して多くはありません。

4位には「高校3年生の4月~6月」、5位には「高校2年生の7月~9月」という回答がランクインしていますが、この2つはいずれも、「高校3年生の7月~9月」の半数程度の回答です。

しかしこれは、「志望校のレベル」をあわせて考えた時には大きく様変わりします。
標準的な大学の合格者と、難関大学の合格者に「いつ志望校を決めたか」と聞いたデータも出ています。

標準的な大学の合格者の多くが高校3年生の秋以降に受験校を決めているのに対し、難関校に合格した人の多くは高校3年生の夏までに志望校を決めています。
「高校3年生の秋以降に決めた」という人は、「高校2年生の時期に決めた」という人の3分の2程度しかいません。

これは、「高校1年生の時期にすでに志望校を決めていた」という人とほぼ同数です。
このため、「総数で見た場合は、たしかに多くの人は高校3年生の夏『以降』に志望校を決めているが、難関校に合格している人の多くは高校3年生の夏『まで』に志望校を決めている」と言えるのです。

難関大学を目指すのであれば、高校2年生の春までに決めていたとしても決して早くはありません。
早くに志望校を決めることができれば、それだけ勉強に対する意欲もあがります。
また、志望校に焦点をあてた学習内容も組みやすくなります。
あわせて、志望校やその周辺に関する情報を早く収集しておくとさらに攻略をしやすくなるでしょう。

なお、いわゆる「赤本」の発売は、5月くらいから順次となっています。
赤本の発行元には、昔の赤本の在庫の取り扱いはありません。
2年前のものならば学校に保管されていることもありますが、高校2年生のうちに志望校を定めておくと、2年分の赤本も格段に手に入りやすくなります。
「過去問を解くこと」は非常に重要ですから、この点もしっかり意識しておくとよいでしょう。

出典:ベネッセ「高校生が志望大を決めた時期はいつぐらい?」
http://benesse.jp/juken/201703/20170301-1.html

高2(新高3)生が受験のために春休みに行うべき勉強方法

では、早めに勉強すると考えた場合、どのように勉強をしていけばよいのでしょうか。
ここでは高2(新高3)生が春休みに勉強する、と考えた場合について見ていきましょう。

志望校がある程度決まっている

「志望校がある程度決まっている」という場合は、まずは、その志望校の科目の配点について見ていきましょう。
「どの科目で受験できるか」「その科目の配点は何点か」ということは、実は大学によって大きく異なります。
また、同じ大学であっても、学部ごとによって異なるので注意が必要です。

たとえば、早稲田大学を例にとってみましょう。
同じように「センター試験のみで判定する」としている政治経済学部と文学部の違いです。

政治経済学部も文学部も、
「国語の配点が200点であること」
「世界史・日本史・地理・現代社会・倫理などから1科目を選ぶこと、そしてその配点が100点であること」
「数学1Aの配点が100点であること」
「理科(物理基礎や化学基礎など)の配点が100点であること」
は同じです。

しかし政治経済学部の場合は、これに加えて数学2B(100点)が試験科目として入ってきます。
また、政治経済学部の場合は「外国語」は英語のみで200点(250点を200点に換算。リスニングがある)であったのに対し、文学部の場合は複数言語(英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語)から1つを選ぶようになっています。
さらに文学部の場合はこれ以外にも選択科目があります。

このように、同じ「早稲田大学の文系」であっても、まったく試験科目は異なってきます。

「数学2Bが苦手だ」ということであれば、文学部を受けることでこれを避けることができます(選択科目として選ぶことも可能です)。
対して、政治経済学部を受けようと思うのであれば、これは避けることができません。
「ドイツで育ったのでドイツ語は完璧にこなせる」という人の場合は、文学部で「外国語」でドイツ語を選択し、選択科目で「英語」を選ぶことで合格率を高めることができます。

志望校の配点をしっかり知ることで、「無駄な科目の勉強」を捨てることが可能です。
人によっては、「学校では物理と化学の授業があるが、自分が目指すところはどちらか1科目しかない場合もあります。
そのため、成績の良くない方の物理は初めから捨てている」という勉強方法を選ぶ人もいます。
加えて、「必要ではあるが、配点の少ない科目」の勉強時間を調整することも可能です。

上の例では、国語が200点、数学1Aは100点です。
どちらかしか勉強する時間がない場合は、国語を勉強した方が効率がよいということになります。

また、志望校や志望学部がしっかり決まっているのであれば、その学校の出題傾向について学ぶために、早いうちに赤本を購入することをおすすめします。
なぜなら、大学により傾向は異なるからです。
目標とする大学では、どれくらいのレベルのものが出題され、どのような出題形式であるかをしっかりと学ぶことで、適したアプローチ方法を分析しましょう。

もちろん、「自分が受けるときからガラリと出題形式が変更された」という例もありますが、それでも、過去の問題を学ぶことで、「どのような問題が出やすいのか」「どのようなレベルにあるのか」を把握することでそれにあった勉強方法や勉強時間を確保することができやすくなります。
また、その学校の「合格点数」を知ることも重要です。
今現在どれくらいの点数が足りないのか、何を勉強すればいいのかもここで明らかになります。

勉強する科目については、「志望校が決まっていない場合は?」のところでも述べますが、英語を中心とするのがよいでしょう。
「志望校はどこも英語が入っていない」という場合ならばもちろん勉強は不要ですが、現在では非常に多くの学校が「英語(外国語)」を受験科目として定めています。

志望校が決まっていない場合は?

では、志望校が決まっていない場合はどうしたらよいのでしょうか。
この場合は一概には言えませんが、やはり「センター試験」を意識して勉強するのが良いでしょう。特に「英語」は大切です。

現在、難関校と呼ばれる学校の多くが「英語」を受験科目として採用しています。
特に、センター試験を利用して国立大学を受ける場合、「英語が受験科目に入っているかどうか」で受けられる受験校が大きく変わります。

偏差値の高い大学ほどこの傾向は顕著ですし、文系の大学でかつ国立を目指す場合は「英語なしで受験できるところはゼロである」と考えておいて差し支えありません。
国際化が叫ばれる今、「英語」は避けては通れないものになっています。
逆に言えば、英語をしっかりと勉強しておけば、受けられる大学の幅は大きく広がることになります。
「何を勉強すればよいかわからない」という場合は、まずは英語を勉強しておくとよいでしょう。

どの大学を受けるときにも問われるのが、「基礎固め」です。
基礎がしっかりしていないと、その上からどれだけ勉強をしてもすぐに崩れてしまいます。
たとえ1回の模試で仮によい結果が出たとしても、「なんとなく書いてなんとなく正解した」というようなものの場合、本番の入試では失敗する可能性が高いと言えます。

数学などの場合は特にこの「基礎固め」によって点数が安定しやすくなります。
国語などはどの問題が出るか分かりませんが、数学の「公式」「パターンの勉強」は不確定要素の少ないものです。
たとえ少し戻ることになっても、公式を覚えること、パターンを学ぶこと、疑問点を一つずつ解いていくようにします。

古文と英語の基礎固めは、まずは基本的な語彙力をつけることから始めます。
当たり前のことですが、単語の意味がわからなければ、どれだけ文法を覚えていたとしても文章を読むことができません。
これと並行して、文法を身に着けていきましょう。

英語や古文は「文章を読むこと」に一生懸命になってしまいがちですが、「物語を楽しむこと」を覚えると、勉強も進みやすくなります。
現代文の場合も同じことが言えます。
現代文の場合は「読解力」も問われますから、「どれだけの文章を読んできたのか」も点数に直結します。
その際に、ただ触れる文章量を増やすのではなく、質が大切です。
高い質を求める上では、ただ字面を追うのではなく、論理展開や文章の流れを理解して読むことを心がけましょう。

社会に関しては、まずは用語を覚えることから始めます。
また、社会科は大きな流れがあるので、それを意識して勉強をしていくようにします。
理科は、数学と同じように、公式をチェックすることから始めます。また、データをきちんと読み取れているのかを確認しましょう。

このような「基礎固め」は、志望校が決まっている場合だけでなく、志望校が決まっている場合にももちろん有用な方法です。
また、「そもそもどこでつまずいているのかわからない」という場合は、家庭教師や個別指導の塾を使うのもよいでしょう。
もちろん「大きな教室で教えてもらうこと」にもメリットはありますが、基礎の段階でつまずいていると感じるのであれば、問題の洗い出しを手伝ってくれるパートナーを選ぶことをおすすめします。

勉強の習慣づけのコツ

ただ、「勉強をする」と言っても、なかなかそれを習慣づけることが難しいものです。
そこでここからは、「勉強を習慣づけるためにはどうしたらいいのか」ということを考えていきましょう。

ベネッセが、「高校2年生の春休み時点での勉強時間と、高校3年生の9月時点での勉強時間」を比較したアンケート結果を発表しています。
これは2015年に、200名近い大学生を対象として行われたアンケートです。

このアンケート結果によると、高2の春休みは「2時間未満の勉強時間だった」としている人が約半数でした。
5時間以上勉強していた人は、10人に1人程度にすぎません。
しかしこれが高3の9月になると大きく様変わりします。
このときには、「2時間未満しか勉強していない」と答えた人が9人~10人に1人となり、5時間以上勉強していた人が5割を超える結果となっていました。

では、今まで2時間未満だった人が、どのようにして5時間以上の勉強時間を確保できるようになったのでしょうか。
これにはさまざまなやり方があります。

そのなかでもおすすめは、「隙間時間を利用して勉強する」という方法です。
通学の電車の中で単語帳に取り組んだり教科書を読んだりといった工夫をするとよいでしょう。
また、お風呂で半身浴を楽しみながら教科書を読む、という人もいます。

可能ならば、朝に早起きして勉強することも行いましょう。
朝の勉強のメリットは、生活リズムを整えられることと、「終わりの時間」があるということです。
「学校に行くまでの間だけがんばろう」と思えばメリハリをつけて勉強することができます。

また、「勉強のしやすい空間」を作ることも大切です。
自室にはどうしてもさまざまな遊び道具があって気が散ってしまうものです。
そのため、図書館や図書室で勉強をするようにするとよいでしょう。
また、あえてリビングで勉強をする、というのも一つの手です。
東大生のうちの半分がリビングで勉強をしていた、という研究結果もあります。

「人の目」は、ついついさぼってしまう人にとって非常に大きな力となります。
「1日にここまで勉強する」「1日に○時間勉強する」と決めて勉強するのもよいでしょう。

ノルマを早くこなせばそれだけ余暇の時間が増えますし、「あと○時間で終えられる」と思えばモチベーションもあがります。
週末にする予定の勉強時間を平日に割り振り、週末にはしっかり休む、という人もいました。
このようなかたちで習慣づけしておけば、「週末にも勉強する必要性が出てきた」というときでも、取り組みやすくなりそうですね。

高2の春休みの勉強は高3の、そして受験に生きてきます。
早めに取り組みたいものですね。

出典:ベネッセ「まずは一日3時間から!徐々に受験勉強に向けて学習時間を増やしていくコツ」
http://benesse.jp/juken/201703/20170301-1.html



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