春期講習の受講は必要?春期講習の意味(メリット)と費用感、申込時期

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「春休みから勉強をして、新しい学年の学習に備えたい。でもどうやったらいいかわからない!」
「春期講習を受けてみるつもりだが、費用はどれくらいかかるのか?」
「そもそも春期講習には意味があるのか?」

このように悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、「春期講習」に焦点をあてて、その解説をしていこうと思います。

各塾・予備校の春期講習とは

まず、「春期講習とはどのような性質を持つものか」ということについてお話ししていきます。
「春期講習」というと、高校2年生の春休み(新高校3年生向け)の講義のように思われがちです。
ただここでは、高校1年生の春休み(新高校2年生向け)の講義も含めて解説していきます。
なお、小学生や中学生の春期講習については取り上げません。

期間について

春期講習は、基本的には「春休み期間に受ける講習」を想定しています。
ただ実際には、1月の中頃から4月の中頃にまでかけて行われるケースもあります。
この場合は、「冬休みが終わってから、学校が始まるくらいまでの間」というように解釈されるでしょう。
また、この期間中ずっと春期講習に出ずっぱりにならなければならない、ということは基本的にはありません。
スケジュールに合わせて、出られる日を決めていくかたちになることが多いと言えます。

申し込み受付が始まる期間は学習塾・予備校ごとによって大きくかわります。
1月の中頃から3月末日まで広く受付期間を設けているところもあるのですが、「無料で体験が受けられるよ」としているところの場合は申し込み受付期間が短く設定されていることが多いので注意しましょう。
また、塾や予備校によっては、「毎年この時期から始まる」ということを明確にしていないこともあります。
そのため、「今年は何日から申し込むことができて、そして何日から受けられるのか」ということを、ホームページをこまめに覗いて確認しておきたいものです。

春期講習の主な目的・学ぶ内容

さて、春期講習ではどのような内容を学ぶのでしょうか。

これも塾・予備校ごとによって多少の違いはあります。
ただ、高校1年生の場合は「高校2年生になっても戸惑わずに授業についていけるようにするために」という観点から、高校1年生で学んだ授業のおさらいをしたり、基本的な学習習慣をつけたりするための授業が行われることが多いと言えるでしょう。
高校2年生の春期講習の場合は、高校1年生の春期講習に比べて「受験のための対策」という意味合いが強くなってきます。

特に難関校に合格したい、と考えている人の場合は、この「高校2年生の春休みに受ける授業や、学ぶ内容」が強く問われることになります。
すでに志望校が明確に定まっている人の場合はそれに向けても動きやすくなるでしょうし、そうでない人でも「志望校を決めるためのきっかけ」になることでしょう。

また、高校1年生・高校2年生の春期講習に共通して言えることがあります。
それが、「基礎固めの重要性」です。
これは春期講習を受ける第一の目的ともなっているものです。
1年間の授業をおさらいすることで、「自分がわかっていないところはどこなのか」「しっかりと土台作りができていなかった部分はどこか」ということを洗い出すことができます。

基礎をしっかりと固めていないと、どれだけ勉強してもなかなか実力に繋がりません。
このため、春期講習でこの「土台固め」をしっかりとしていくことが必要なのです。
また、「志望校には数学2Bがあるけれど、自分はそれが苦手だ」というような場合は、「苦手科目の克服」というかたちで春期講習を使うのもよいでしょう。
しっかりと腰を据えて苦手科目に取り組んでいける時期であるため、「受験科目の穴」を埋めるためにも非常に有効です。

費用について

春期講習の費用もまた、塾・予備校ごとによって違いがみられます。
詳しくは後述しますが、積極的に「無料体験講習」を行っている塾・予備校もあります。

平均値を求めるとするのであれば、90分授業×4回で、1か月あたり15000円程度が相場となるでしょう。
また、高校1年生の春期講習よりも高校2年生の授業の方が高くなる傾向にあります。
加えて、レベルの高い医歯学部対策として春期講習を受けようとする場合などは、もっと値段が高くなることもあります。(1教科で25000円近くなど)
このため、事前にしっかりと「どれくらいの値段がかかるか」を知るために資料請求をしておく必要があります。

春期講習を受講するメリット

春期講習を受けるための最大のメリットは、
「新しい学年にあがったときの学習をスムーズに行えるようになる」
「基礎をしっかりと固めることができ、苦手科目の克服にもつながる」
「受験対策になり得る」
という点です。
ただ、それ以外にも、春期講習にはメリットがあります。

まず、春期講習は比較的「受けやすい」講習形態である、ということが挙げられます。
上でも軽く触れましたが、各塾・各予備校では、積極的に春期講習を「無料体験講習のための機会」としてとらえています。
20,000円~40,000円ほどもする講習を無料で受けることができるなど、数多くの優遇措置が実施されています。

もちろんさまざまな条件はありますが、格安(もしくは完全無料)で実際に講義を受けてみることができるわけです。
この体験コースを受けてみて、「この塾・予備校は自分に合っている」と思えばそのまま継続契約を結ぶことができます。
逆に、「良いところだとは思ったけれど、自分には合わないな」と思えばやめることもできます。
「これから先、通い続ける塾」をきちんと精査することは非常に重要です。
春期講習はそれを選ぶための大きな指針となってくれます。

「継続して通える塾・予備校かどうか」を精査するためにもっとも重要なのは、やはり「講義内容」です。
しかしそれと同時に、
「アドバイザーのアドバイスは的確なものか」
「テキストを使用する場合、そのテキストの内容はちゃんと要点を抑えたものであるかどうか」
「受験情報は十分にそろっているかどうか」
「講師との相性は良いか悪いか」
というのも見極めておきましょう。

特に、「講師との相性」は重要です。
レベルの高い講師であったとしても、自分と相性が悪ければなかなか学習は進みません。
実際に、違う講師を選んだら点数が20点ほどもアップした、という実例もあります。
このような「人と人との相性」というのは、数字のデータだけでははかりにくいものです。
春期講習などを利用して、実際に肌で見極めなければなりません。
また、継続して通うことを考えているのであれば、「春期講習に講義をしていた教師が、それ以降の授業でも担当してくれるかどうか」を確認しておきましょう。

このように、春期講習は「その塾・予備校を品定めすることができる」というメリットがあります。
それに加えて、
「いつもは自分一人で勉強していてそれで不足はない。ただ、春休みは少し気分を変えて勉強をしたい」
「得意な科目は自分で勉強できる。苦手科目だけ集中的に講義を受けたい」
「普段は家庭教師をつけているけれど、長期間の休みの場合はそれだけでは足りない。塾・予備校も使って学んでいきたい」
などのような「ピンポイントでの学習」ができることも、春期講習のメリットだと言えます。

主な予備校の春期講習

さて、ここからは具体的に、「有名予備校(有名塾)」と呼ばれるところの春期講習について見ていきましょう。

取り上げるのは「四谷学院」「河合塾」「駿台」の3つです。
データは2018年1月初旬現在のものなので、まだ2018年の春期講習について取り上げていないところもあります。
その場合は、2017年版のものを取り上げています。

四谷学院のデータは2017年版です。
こちらは先着順です。
去年は3月23日~4月8日で実施していました。

河合塾の場合は2018年版のデータが出ています。
1月12日~3月31日まで、「先取り無料講習」を受け付けています。

駿台では「直前講習」というかたちで、高校3年生と高卒クラスを特に対象とした講習を実施しています。
これの期間は1月2日~1月12日、もしくは1月20日~3月4日までが対象です。

四谷学院の春期講習

ここからはより細かく、それぞれの塾・予備校の春期講習について見ていきましょう。

まずは「四谷学院」から取り上げます。
2018年1月初旬現在、四谷学院では2018年の四谷学院については取り上げていません。
そのため、2017年のものを参考に解説していきます。

四谷学院の春期講習は、春休み期間である3月23日~4月8日まで行われていました。
2月の1日から先着順で受け付けを開始しており、「正しい勉強の方法」をカリキュラムのなかで教えていきます。

重要なポイントをしっかり教えてくれることでも有名な四谷学院ですが、「自分のレベルに応じて、授業を選べる」というのも非常に大きなメリットです。
そして、これはほかの塾・予備校にも言えますが、1科目から選択することができるため、必要のない科目を勉強する必要がありません。
高校2年生の春休みの段階で、「受ける学校」を決めておき、「いらない科目」を把握しておけると効率がよいでしょう。

また、3月1日から4月8日までの講習も、「春期講習」とされています。
高校生の場合は、主要科目だけでなく、小論文などの授業を受けることもできます。

費用については、公式ページでは明らかにされていません。
無料の資料を請求して、それで確認することになるでしょう。

河合塾の春期講習

河合塾の場合、ほかの塾・予備校に先駆けて、2018年の春期講習の案内が出ています。

河合塾では、「無料講習」というシステムを設けています。
これは、高校1年生の春休みと高校2年生の春休みの場合の申し込み期間は1月12日~3月27日としています。
なお、「中高一貫教育の学校で、今度高校1年生になる(現在中学3年生)」という場合は1月12日~3月31日が申し込み期間ですから、勘違いしないように注意してください。
また、受講期間は、高校1年生と高校2年生は1月14日~4月8日であるのに対し、中学生の場合は4月22日までとなっています。

もう1つ、有料の春期講習もあります。
こちらの場合は、1月12日から3月27日までの間に申し込む必要があります。
受講期間は2月9日~4月8日です。
どちらの場合にせよ、入会金もテキスト代も必要ありません。

河合塾の春期講習では、日々変わりゆく「新しい受験」に対する対抗策を練ることを重要視しています。
そのため、「自分の勉強方法であっているのかどうか不安」という人に使いやすいでしょう。
また、有料の方は、「志望校に現役で受かること」を目的としてカリキュラムが練られています。

河合塾の場合、美術系の大学に合格することを目指した春期講習なども開講しています。
さらに、「東大に受かるための春期講習」「数学や英語など、トップレベルの人を対象とした春期講習」などもあります。
多様性のあるコース展開は、河合塾の魅力と言えるでしょう。

駿台の春期講習

最後に、駿台の春期講習について見ていきましょう。
駿台では、「直前講習」として、受験ギリギリまで受けられる講座を用意しています。

「直前1期」と呼ばれるものは1月2日~1月12日ですが、「直前2期」は1月20日から3月4日までの講習です。
最後の最後までしっかりと勉強することができるため、追い込みに非常に便利です。
ただ、これは地域によっても多少違いがあるのでしっかりとチェックしておきましょう。

授業の単位は3回からです。
コースによって回数は異なります。
医学部向けの面接対策や、国公立大向の講義、苦手科目の最終チェック、私立大学の雄である早慶大対策などがあります。
金額については、立場によって多少異なりますが、3単位で6400円~6900円、6単位で11700円~12200円、8単位で15000円~16000円、9単位で16800円~17800円です。回数を多めにして申し込んでおくと、1単位あたりの金額は安くなります。

また、駿台の場合、これに加えて、入会金の4100円が対象となります。(一部の条件をクリアしていた場合は、入会金は免除されます)
「最終の仕上げをしたい」、「最後の最後までしっかりと勉強したい」という人は、受験の最終トレーニングとしてこの「直前講習」を利用するとよいでしょう。

このように、「春期講習」と言っても、そのスタイルや考え方、申し込み方法は実にさまざまです。
ただし、「新しい学年へのスタートをスムーズに切ることができる」「受験の追い込みに使える」「1年間の復習が可能である」など、さまざまなメリットがあります。
一般的な申し込みに比べると気軽に申し込めるのも魅力です。



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