早稲田大学の人気学部、政経学部・商学部・教育学部の受験科目と勉強方法

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早稲田大学の誇る人気学部である政治経済学部、商学部、そして教育学部。
それぞれの偏差値も、人気と同様に高いものとなっています。
この3つの学部はなぜ人気なのでしょうか。

今回はその理由と、それぞれの入試について詳しくご紹介します。

政治経済学部

早稲田の看板学部でもある政治経済学部。
前身である東京専門学校の創設時に設置された、政治経済学科を母体としています。
現在は政治学科、経済学科、国際政治経済学科の3学科があり、政治と経済を国際的な視点で総合的に学ぶことができます。

多様性と国際性を重視し、日英両言語によるハイブリッド型教育を推進。
次世代の国際社会をリードする人材育成に力を入れているのが特色です。

また、1年次から興味のあるテーマに関して、ゼミで研究を深めることができるのも魅力のひとつといえるでしょう。
卒業後の進路は、政界、財界、官界、国際機関、ジャーナリスト、大学院進学などさまざま。

著名な卒業生としてはフリーアナウンサーの羽鳥慎一、元大阪府知事の橋下徹などがいます。

商学部

「学識ある実業家」育成に力を入れている、商学部。
日本にある私立大学の商学部の中で、最も古いものになります。
ビジネスを深く理解するために、正しい知識を身につけることを目指しています。

近年、盛んに行われている国境を越えての取引にもしっかり対応できるように、国際関係の授業も多く展開。
「ビジネスの最前線で活躍したい」「起業家や投資家を目指したい」そんな志のある方には将来に直結する、この上ない環境が用意されているのが早稲田の商学部といえるでしょう。

就職先としては大手金融、商社が多い傾向にあります。

卒業生には日本を代表する役者である森繫久彌や、漫画家でコメンテーターとしても活躍しているやくみつるがいます。

教育学部

早稲田大学教育学部は私立大学で初めて設置された教育学部です。
文系から理系まで、7学科2専攻7専修から構成された総合的な学部となっています。

教育学部ではありますが、教員資格取得を義務づけることなく、幅広い知識と豊かな教養を持つ人間育成を目指し、卒業後教育者や指導者、研究者など広い意味での教育に関わる人材育成を目指しています。

実は卒業後に教員になるのは全体の10%程度。
その他の就職先としても教育関連が多いというわけではなく、大手有名企業に就職する人が多くなっています。

芸人の小島よしおや教育学者の尾木直樹、小説家の重松清、スケーターの荒川静香などが卒業生です。

各学部の入試詳細

ここからは、それぞれの学部の入試詳細について見ていきましょう。

政治経済学部の受験科目と勉強方法

政治経済学部は一般入試とセンター試験利用方式のふたつの受験方法があります。
このふたつの入試制度は、併願が可能です。
つまり、受験生としては早稲田の政治経済学部を受験するチャンスが2回あるということになります。

ただし、センターと一般入試では勉強の質が大きく変わってきます。
基礎全般を求めるセンターと、早稲田独自の問題が出題される一般入試ですが、基礎固めと考えてセンター対策を行い、その上で演習を重ねるためにの発展問題として、一般入試の過去問に取り組むというのが近道でしょう。

それでは、一般入試とセンター試験利用方式、それぞれの受験科目についてみていきます。

政治経済学部一般入試

一般入試は、以下のようになっています。

<外国語>90点満点
次のうちから ひとつを選択
「英語〈コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ〉」「ドイツ語」「フランス語」
※「ドイツ語」または「フランス語」を選択する場合は大学入試センター試験の当該科目を受験。
試験当日は、外国語の試験終了後の2時限からの受験となります。

<国語>70点満点
国語総合、現代文 B、古典 B

<地理・歴史または数学>70点満点
次のうちからひとつを選択
「世界史 B」「日本史 B」「数学〈数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学 A、数学 B(「確率分布と統計的な推測」を除く)〉」

政治経済学部センター試験利用方式

センター試験利用方式では、800点満点である5教科6科目で、おおよそ9割強以上の得点が必要となっています。
科目数としては一般入試よりも増えますが、センター試験の成績だけで合否が決まるというのは魅力といえるでしょう。

<外国語>200点満点
英語(リスニングを含む英語の配点250点を200点に換算)

<国語>200点満点
国語

<地歴・公民>100点満点 次のうちから1科目を選択。
「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」

<数学>100点満点
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」

<理科>100点満点
「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目
または「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目を選択。

推薦入試

早稲田大学政治経済学部では、指定校推薦入試と、AO入試としてグローバル入学試験を行っています。

指定校推薦入試

指定校の高等学校長に推薦された人が出願できる制度です。

7月を目途に推薦依頼校に通知され、11月に出願、12月には合格発表となる予定です。
詳細は大学ホームページを確認してください。

AO入試

政治経済学部ではAO入試としてグローバル入学試験を実施。
書類・英語能力・論文・面接を通じ、一般的な入学試験では量れない資質や個性、熱意を総合的に評価する入学試験となっています。

8月に出願し、論文審査、面接審査などを経て、9月には合格発表というスケジュールです。
AO入試における英語能力審査はTOEFL(iBT・PBT)・TOEIC・IELTS(Academic)スコアで審査され、論文の提出も必要となります。
長文の日本語文資料に基づき思考力・表現力を見る日本語試験も実施。高い表現力が求められます。

商学部の受験科目と勉強方法

商学部も、政治経済学部と同様に一般入試とセンター試験利用方式のふたつの受験方法があります。
このふたつの入試制度は、併願が可能。
つまり、受験生としては早稲田の商学部を受験するチャンスが2回あるということになります。

政治経済学部の項目でも触れた通り、基礎固めとしてセンター対策を行い、演習を重ねる発展問題として一般入試の過去問に取り組むというのが近道といえるでしょう。
それでは、一般入試とセンター試験利用方式、それぞれの受験科目について見ていきましょう。

商学部一般入試

一般入試は、以下のようになっています。

<外国語>80点満点
次のうちから1つを選択
「英語(英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ)」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」
※ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語を選択する場合は、センター試験の当該科目を受験。
センター試験外国語得点(配点200点)を一般入試外国語得点(配点80点)に調整して計算します。
試験当日は外国語の試験終了後の第2時限からの受験となります。

<国語>60点満点
国語総合、現代文B、古典B

<地歴、公民>60点満点
次のうちから1つを選択
「政治・経済」「世界史B」「日本史B」「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学A」「数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)」

商学部センター試験利用方式

センター試験利用方式では、5教科(または4教科)5科目(必須科目3教科3科目+選択2教科2科目)700点満点で合否を判定。
9割強以上の得点が必要となり、科目数としては一般入試よりも増えます。
ただ、センター試験の成績だけで合格できるのはやはり大きな魅力といえるでしょう。

□必須科目
<外国語>200点満点
次のうちから1科目を選択して受験します。
「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」
※英語はリスニングを含む配点250点を200点に換算

<国語>200点満点
国語

<数学>100点満点
数学Ⅰ・数学A

□選択科目
<地歴・公民>100点満点 次のうち1科目を選択して受験します。
「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」

<数学>100点満点 次のうち1科目を選択して受験します。
「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」

<理科>100点満点
「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から2科目
または「物理」「化学」「生物」「地学」から1科目を選択。

推薦入試

早稲田大学商学部では、指定校推薦も行っています。

指定校推薦入試

指定校の高等学校長に推薦された人が出願できる制度。
7月を目途に推薦依頼校に通知され、11月に出願、12月には合格発表となります。
スケジュール詳細は大学ホームページを確認してください。

教育学部の受験科目と勉強方法

教育学部の受験方法は一般入試のみとなり、センター試験利用入試はありません。
早稲田の教育学部は英語が特徴的で、長文読解をスピーディに解く能力が必要です。
演習を重ねて、本番に挑んでください。

教育学部一般入試

一般入試では、文科系のA方式と理科系のB方式のふたつの方式があります。
学科・専攻・専修の併願はできません。

□A方式――文科系
文科系であるA方式の試験内容は、以下の通りとなっています。

<外国語>50点満点
「英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)」「ドイツ語」「フランス語」のうちから1つを選択して受験。

<地歴公民>50点満点
「世界史B」「日本史B」「地理B」「政治・経済」のうちから1つを選択して受験。

<国語>50点満点
国語総合、現代文B、古典B

A方式で受験できるのは、以下の学科専攻となります。
○教育学科教育学専攻教育学専修
○教育学科教育学専攻生涯教育学専修
○教育学科教育学専攻教育心理学専修
○教育学科初等教育学専攻
○国語国文学科
○英語英文学科
○社会科地理歴史専修
○社会科公共市民学専修
○複合文化学科

□B方式――理科系
理科系であるB方式の試験内容は、以下の通りとなっています。

<外国語>50点満点
英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)、ドイツ語、フランス語いずれかひとつを選択して受験。

<理科>50点満点
「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」のいずれかからひとつを選択して受験。

<数学>50点満点
数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(「確率分布と統計的な推測」を除く)

B方式で受験できるのは、以下の学科専攻となります。
○理学科生物学専修
○理学科地球科学専修
○数学科
○複合文化学科

推薦入試

早稲田大学教育学部では、自己推薦制度があります。
ただし、この制度は2018年度の入試を最後に廃止され、指定校推薦へとシフト予定です。
最新の情報は、大学ホームページを確認してください。

自己推薦制度

教育学部が求める学生像は「教育を志して熱意を持って入学し、在学中は青春を謳歌して実りある学生生活を送り、卒業後何らかの形で世界に貢献したいという情熱ある学生」とされています。
高校時代、受験勉強に偏ることなく本来高校生が過ごすべき健全な日々を過ごした学生を、大学は望んでいるのです。
潜在能力の高い学生との出会いを早稲田大学教育学部では求め、教科学習の達成度により選抜を行う従来の入学試験とは異なる方法として、自己推薦入試制度を2016年よりスタートさせました。
ただ、この制度は2018年度入試を最後に廃止され、代わりに指定校推薦入試が導入されることになりました。

自己推薦制度の試験内容は、以下の通りとなっています。
□第一次選考
書類選考

□第2次選考
小論文 ――数学科では小論文に代えて数理科学的能力総合試験を行います。
面接 ――英語英文学科では面接の中で英語を使用する場合があります。

指定校推薦入試

2019年度入試より、募集開始を予定。
指定校の高等学校長に推薦された人が出願できる制度です。

2018年7月を目途に推薦依頼校に通知され、11月に出願、12月には合格発表となる予定です。
詳細は大学ホームページを確認してください。

早稲田大学人気3学部の入試情報、そして勉強法についてご紹介しました。
早稲田大学の中でも人気を誇る学部ですから、入学するのはたやすいことではありません。
ですが、早稲田ブランドは一生もの。生涯の友と出会う大学時代、そして社会に出ても同じ大学を卒業しているというだけでつながりを感じられる同志との出会いは、人生を豊かにしてくれますよ。



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