夏期講習を受けると無料で自習室が利用できる?自習室を利用して効率的に勉強しよう!

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受験生にとって非常に大切な期間である、夏休み。
自由な時間が増える為、夏期講習を受けようと計画している人も多いのではないでしょうか。

夏期講習は、受験対策として非常に有効的です。
なぜなら予備校は、受験生が必要とする環境を多く取り揃えている場所だからです。

そんな予備校の中でも大きな魅力なのが、自習室。
夏期講習の受講だけでも自習室は利用できるものなのか、そして効率的な利用方法について解説します。

夏期講習を受けると自習室が利用できるのか

予備校の夏期講習は、大学を受験する高校生にとって大変重要です。
しかし、夏期講習を受けるだけで自然に学力が上がるかというと、そうではありません。

予習や復習、そして日々の勉強を続けてこそ、自分のスキルアップにつながるのです。
そのため、夏期講習だけでなく自分で勉強していく姿勢がとても大切となってきます。

自分で勉強を進める上で重要なのは、いかに集中できる環境が整えられるか、ではないでしょうか。
家では何かと気になるものが多く、勉強に集中しにくいものです。
気になる本につい手が伸びることや、ちょっと休憩といってテレビを長時間見てしまう事もあります。

自宅以外の場所では、図書館なども勉強には良いとされていますね。
しかし図書館は利用時間が決まっている上に、必ず席が確保できるという保証もありません。
そして極め付きは、本がたくさん置かれているという事です。
一度本が気になってしまえば、結局勉強に集中できなくなってしまいます。

では、カフェではどうでしょうか。
適度な人目があり、意外と勉強に集中しやすいといわれる事もあります。

しかし、そのカフェが勉強に適する静けさであるかどうかは、その日の客層次第となっています。
毎日、快適な環境であるとは限りません。
24時間営業ではないので、好きな時に好きなように使えるという訳でもないのです。

では、いったいどこなら集中して勉強ができるのでしょうか。
おすすめしたいのは、予備校の自習室なのです。
予備校の自習室ならば、勉強しやすい環境がしっかりと整っています。

夏期講習の受講期間内であれば、自習室を無料で利用できる予備校が多いです。
これならば、勉強もより一層はかどる事でしょう。

夏期講習を受けると、勉強に適した環境である自習室を使える権利を手にすることになるのです。
中には自習室を使うのは有料という予備校もあるので、あらかじめしっかりと調べておくと安心です。

そもそも自習室を使うメリットは?

予備校の自習室を使うのには、様々なメリットがあります。

勉強に集中しやすい

まず何よりも、勉強に集中しやすい環境が整っているという事があげられます。

自習室には、ほとんどの場合机と椅子しか用意されていません。
余計な音もせず、不必要な物も目につかないようになっているのです。

これならば、自宅での勉強のようにテレビの音が気になることや、本やマンガなどに手が伸びてしまう事もありません。
勉強をするためだけの部屋として作られている自習室だからこそ、まさに勉強に適した環境となっているのです。

効率良く集中するためには、主に視覚や聴覚、嗅覚からの余計な情報をシャットダウンする必要があります。
これは、自宅やカフェ、図書館ではなかなか難しいものです。
ネットカフェなどで勉強するというケースもありますが、それでも余計な情報は自然と入ってきてしまいます。

しかし自習室ならば、目に見えるのは机と壁だけとなっているケースがほとんどです。
音もほとんどなく、あってもわずかなBGMだけの事が大半となっています。

もちろん食べ物などのニオイがする訳でもないので、余計な情報はほとんど入ってこない環境が揃っているのです。
だからこそ、これ以上ないほど集中しやすい環境といえるのです。

予備校によって自習室のスタイルは、それぞれで異なります。
机一つ一つが区切られていて、一人一人がプライベート空間を保てるようになっている自習室もあれば、カフェのようなオープン空間となっている自習室もあります。

また大きなテーブルをみんなでシェアして使う自習室や、まるで試験会場のような自習室を設けている予備校もあるのです。
どれをとっても勉強に集中しやすい環境を作っている事に変わりはありません。
しかし予備校を選ぶ時は、事前に自習室のスタイルを確認しておくと安心です。

また自習室では学年や学力に関係なく、様々な生徒が同じ空間で勉強をしています。
これが、集中しやすい環境を作る一因となっているのです。

他の受験生の勉強の様子を見る事ができるので、自分も頑張らなくてはという気になりやすくなります。
そして人は人から見られていると適度な緊張感を持つので、自然と集中しやすくなるとされています。

自習室ではたくさんの生徒が勉強しているからこそ、相乗効果で勉強がさらにはかどるといえるのです。

遅い時間まで利用できる

自習室の魅力は、その利用時間にもあります。
図書館や高校の自習室などでは、そのほとんどが夕方までの利用となっています。
カフェなどにおいても、なかなか夜遅くまでずっと居続ける事はできません。

その点、自習室は比較的遅い時間まで利用できるのです。
受験生にとって時間は大変貴重で、夜も時間があるのならば勉強したいと思うものです。

予備校の自習室は、そんな受験生の思いを叶えてくれる場所といえます。
自分の好きな時間に、しっかりと勉強できるのです。

ただし、自習室の利用時間は平日・休日によっても変わってくる場合があります。
事前にしっかりとチェックして、有効な時間の使い方をしていきましょう。

チューターに質問できる

自習室を使うのには、さらに大きなメリットがあります。
それは、分からない箇所をチューターに質問できるという事です。

多くの予備校では、自習室でチューターが巡回しています。
一人で勉強していると、分からない箇所が合った場合そこで躓いてなかなか先に進めないものです。

しかしチューターがいれば、分からないところはその場で質問して解決する事ができます。
疑問がその場で解消できれば、勉強はより効率的に進むようになるのです。

欲しい時に適切な助言がもらえるのは、自習室で勉強する、大きな魅力といえます。
また万が一自習室で私語などが気になる生徒がいても、チューターがいれば適切に対処してくれるので安心なのです。

自習室を効率的に利用するためには

勉強のための環境が整った自習室ですが、むやみやたらに使用してもあまり意味がありません。
いかに効率的に使えるかが、勉強をよりはかどらせるためのポイントとなってくるのです。

受験勉強は、どれだけ時間があっても足りないもの。
だからこそ、時間を有効に使ってなるべく多くの問題を解けるように工夫していく事が大切といえます。
そのためには、自習室を効率的に利用して勉強効率を上げていく事がおすすめです。

計画的に利用する

自習室を利用する時には、まず自習室が利用できる曜日や時間帯をしっかりとチェックしておきましょう。
曜日や日にちによって、利用できる時間が異なっている場合もあるので注意しておくと安心です。

これをしっかりと確認したら、自分が利用したい曜日と時間を決めていきましょう。
夏休みは時間に余裕がある期間ではありますが、時間は無限にある訳ではありません。
気が向いた時だけ勉強をするというスタンスでは、思うように勉強も進まないものなのです。

そこで、勉強のスケジュールを自分でしっかりと立てておく事がおすすめです。
何曜日の何時から何時は、自習室で勉強をするといった具合で、具体的に勉強のスケジュールを立てましょう。

こうしてある程度のスケジュールを立てておけば、行動しやすくなり時間もより有効に使う事ができます。
スケジュールを決めずに「空き時間で利用しよう」と考えていると、結局利用せずに終わる場合が多いものなのです。
せっかくの夏休みを有効利用するためにも、スケジュールはあらかじめ組んでおくと安心なのです。

スケジュールを組む際は、あまり詰め過ぎないようにする事が大切です。
例えば5~6時間もずっと自習室で集中して勉強なんて、あまりできる事ではありません。
現実的に考えて、無理のない範囲で時間配分をしていきましょう。

また、一般的に集中力は1時間程しか維持できないものといわれています。
そのため効率的に勉強するためには、1時間ほどで軽く休憩を入れてからまた勉強する方がおすすめなのです。

集中力にかける状態でダラダラと惰性で無理して勉強するよりも、リフレッシュを入れて再度勉強した方が集中しやすくなります。
スケジュールを組む際には、こうした集中力の問題も加味しつつ考えていきましょう。

目標を持つ

今日はここまで勉強をする、ここまではしっかりと理解して問題を解けるようになるなど、具体的な目標を作りましょう。

目標は、勉強を進める上でより分かりやすい指標となります。
そしてゴールが見えているので、勉強に身が入りやすくなるのです。

この時、1日でちょっと頑張れば達成できるレベルの目標を立てる事がポイントです。
簡単に達成できる目標では、達成された時点で集中力が切れてしまう恐れがあります。
しかし達成が非常に難しい目標設定では、モチベーションが保てなくなってしまうのです。
そこで、少し頑張れば手の届く目標を作っていくと効果的です。

目標設定をすると同時に、実際どのくらいの時間でどのくらいの問題が解けたのかを把握する事も大変有効です。
ただひたすら問題を解いていくよりも、今の自分のペースを把握しておいた方が時間もより有効に使う事ができます。
そして問題を解く時間が短縮できるように心がければ、それだけ学力アップにもつながるのです。

また勉強にメリハリも出てくるので、より効率的に集中する事も可能です。
このように、細かく目標や時間配分を見ていく事で、自分のモチベーションを維持してより有効な時間の活用が可能となります。

講師に相談する

予備校だからこそおすすめしたいのが、講師への相談です。
講師に自習室での勉強内容を相談して、カリキュラム組みをしていきましょう。

講師は、受験勉強のプロです。
生徒それぞれに合ったカリキュラム組みに、しっかりと協力してくれる事でしょう。
これによって、無駄のない効率的な勉強が可能となります。

こうして講師の力を借りる事ができるのは、予備校だからこその大きなメリットなのです。
予備校の自習室を使うのならば、こうしたメリットも最大限に活かしていきましょう。

さらにカリキュラムに沿った勉強をしつつ、分からない部分はその都度その場で解決していく事もポイントです。
分からない部分をそのままにしておくと、後々そこでまた同じところで躓いてしまう事も少なくありません。

また「後からまとめて質問しよう」と思っても、忘れてしまったりする事も多いのです。
自習室にチューターがいれば、疑問はその場で解決する事ができます。
その場でその都度疑問を解決できれば、集中力は持続しその後もどんどんと勉強を進める事が可能です。

せっかく自習室で勉強をしているのだからこそ、チューターの力も惜しみなく借りていきましょう。

まとめ

夏期講習を受けることで、多くの予備校では自習室を無料で使用することが可能になります。
ただし、一部の予備校には自習室が有料となっていることがあるので、注意しましょう。

自習室には余計な情報は入ってこないため、集中して受験勉強に励むことができ、さらに図書館やカフェと違い、利用できる時間も長いことが特徴です。

自習室は、受験勉強をするための環境が揃っている最高の場所なのです。
自習室を使えば、より効率的な勉強が可能となるのです。

また効率的に勉強を進めるポイントが分かっていれば、時間をより有効活用できるようになります。
チューターがいる場合には、わからない部分をすぐに質問することも可能です。
そうすれば同じ時間の勉強でも、確実に多くの知識を得る事ができます。

時間は非常に限られていて、どの受験生にも平等に与えられているものです。
それをいかに上手に使えるかどうかが、受験の合否を分けるといっても、過言ではないでしょう。

そんな上手な時間の使い方をアシストしてくれるのが、予備校の自習室なのです。
限りある貴重な時間を有効に使うために、自習室を最大限利用していきましょう。

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