浪人生のなかには、孤独感や親への申し訳なさを感じている人もいるのではないでしょうか。不安や緊張を感じながら日々の生活を過ごしていると、うつ症状を感じることもあるでしょう。
そこで本記事では、浪人生がうつ症状を感じる原因や、乗り越えるための具体的な方法について解説します。受験について誰にも相談できずに1人で悩んでいる方や、うつ症状の改善を目指したい方はぜひ参考にしてください。
浪人生がうつ症状を感じる5つの原因
浪人生がうつ症状を感じる主な原因として、次の5つが挙げられます。
・孤独感を抱きやすい
・親からのプレッシャーを感じやすい
・成績の向上を実感しにくい
・自己嫌悪に陥りやすい
・生活リズムが乱れやすい
それぞれの原因について解説します。
孤独感を抱きやすい
浪人期間中に自宅で過ごす時間が多いと、家族以外の関わりが減ってしまい、孤独感を抱きやすくなります。孤独による辛さがやる気の低下につながり、うつ症状を引き起こす可能性があります。
特にSNSが広く普及している現代では、友人や知人などが楽しんでいる様子をつい見てしまうこともあるでしょう。そうなれば、勉強への意欲が低下してしまいます。
1人で勉強の辛さを抱え込むのではなく、予備校や塾などのコミュニティに属して、同じ境遇の仲間を探してみることが重要です。
親からのプレッシャーを感じやすい
浪人生は、親からのプレッシャーを感じやすいといえるでしょう。これは、自身の子どもに辛い思いをさせないために、親が過干渉になってしまうと陥りやすいケースです。
親から必要以上のアドバイスがあると、かえってやる気が低下してしまう可能性もあります。親の過干渉の結果、親への申し訳なさから自尊心を失い、うつ症状を発症してしまうこともあるのです。
とはいえ、子の立場としては浪人中に勉強できる場所や金銭的な援助をしてくれる親に対して、感謝する気持ちを持ち続ける必要があります。
成績の向上を実感しにくい
浪人生は、現役時代よりも成績の向上を実感しにくい特徴があります。これは、現役時代ほどの勉強に対する熱量を維持し続けることが難しいためです。
浪人すると現役時代よりも成績が向上して、志望校に合格しやすくなるとイメージしている浪人生は多くいるでしょう。しかし、十分な時間を勉強に費やさなければ成績の向上は望めません。
勉強の成果を感じられなければ、やる気が低下する可能性があり、頑張っても無駄という気持ちを抱きやすくなるでしょう。1人で勉強する機会が多いのであれば、自身の勉強方法について、講師に相談してみるのがおすすめです。
自己嫌悪に陥りやすい
自宅で過ごす時間が長い浪人生の場合は、自己嫌悪に陥ってしまう可能性が高いといえます。自宅では、ゲームやスマホなどの息抜きに適したコンテンツを手にしやすく、サボりやすくなるでしょう。
自分で決めた勉強時間の目標を達成できない日が続くことで「自分は浪人しておきながら勉強できない弱い人間だ」と、自己嫌悪に陥るかもしれません。そのため、勉強部屋には不要な物を置かないようにしましょう。息抜きするときは、別の部屋に移動するなどの工夫を行うことで、メリハリを付けられます。
なお、ゲームやスマホなどの息抜きは悪いことではありません。メリハリを付けて休憩をとることで勉強への集中力も維持しやすくなります。
生活リズムが乱れやすい
予備校や塾に通っていない浪人生は、生活リズムが乱れやすい点に注意しましょう。決まったスケジュールがないと、日々の生活リズムを自身で管理するのは困難です。
生活リズムを整えるためにも、決まった時間に食事や睡眠をとることを心がけましょう。特に、睡眠時間が不足してしまうと、体調やメンタルを崩しやすくなります。うつ症状を予防するには、生活リズムの安定を意識することが大切です。
浪人生がうつ症状を感じやすい時期の過ごし方
浪人生がうつ症状を感じやすい時期には個人差がありますが、一般的には「夏~秋」にかけて多くなるといわれています。これは、周囲の状況によってうつ症状を感じるケースが多いためです。
たとえば、夏はもともと同級生だった人たちが大学生や社会人として夏休みを満喫している姿を目にしやすくなります。秋は成績不振に悩んだり、ほかの現役生や浪人生の追い込みが気になりやすくなったりするでしょう。
浪人生がうつ症状を感じやすい時期には、なるべくSNSを見ないようにして、自分を見つめ直すのがおすすめです。自分に自信を持てないときは信頼できる人に相談して、生活リズムや勉強方法について見直すとよいでしょう。
浪人生がうつ症状を乗り越えるための方法
「やる気が起きない」「なんとなく生きていることが辛い」など、すでにうつ症状を感じている浪人生は多いかもしれません。
うつ症状を乗り越えるための方法として、主に以下の3つが挙げられます。
・予備校や塾を利用して同じ境遇の仲間と競い合う
・自分の楽しみのための時間を確保する
・基本的な生活リズムを整える
自分ができることから試してみることで、勉強に対する熱量を取り戻せる可能性があるため、ぜひ参考にしてください。
同じ境遇の仲間と競い合う
予備校や塾を利用して同じ境遇の仲間を見つけると、孤独感を解消できる可能性があります。勉強や浪人についての悩みを相談できる存在が身近にいると、気持ちも楽になるでしょう。
ただし、勉強に対する気を紛らわせるためだけの友人ではなく、浪人から大学受験に挑戦することに対して前向きな気持ちを持っている友人を探すことが大切です。お互いに競い合うことで、成績向上にもつながるでしょう。
自分の楽しみのための時間を確保する
勉強をしない自由な時間を確保することで、うつ症状を乗り越えられる可能性があります。勉強漬けによって自由な時間がなくなれば、ストレスが溜まってうつ症状を引き起こしてしまいます。
そのため、勉強ばかりに力を入れ続けるのではなく、気分転換やリラックスのために時間を使うのも重要であることを認識しましょう。ただし、必要以上に休憩してしまうと自己嫌悪に陥る可能性があります。
たとえば、スケジュールをきちんと守れた週には、ご褒美として自分の趣味のために時間を使ったり、家族や友人との時間を楽しんだりすることも検討してみましょう。
基本的な生活リズムを整える
1日のスケジュールが決まっていない場合は、スケジュールを立てて基本的な生活リズムを整えてみることをおすすめします。食事や睡眠の時間を固定して、基本的な生活リズムを整えれば、うつ症状を克服できるかもしれません。
なお、すでに1日のスケジュールが決まっている場合は、きちんと守れているか確かめたり、組み直しを検討したりするのもよいでしょう。
特に、睡眠とメンタルには密接な関係があるため、睡眠不足を自覚している人は7~8時間以上の睡眠時間を確保するように心がけることが大切です。
まとめ
浪人生は、社会に属していないことから感じる孤独感や、親から受けるプレッシャーなどが原因で、うつ症状を引き起こしてしまう可能性があります。うつ症状を緩和させるためにも、まずは生活リズムを整えることから始めてみるとよいでしょう。
生活リズムを改善させてメンタルが整えば、学習効率も高まるようになります。生活リズムが崩れていると自覚しているのであれば、ぜひ試してみてください。
なお、生活リズムを整える際は、食事や睡眠の時間を固定するのがおすすめです。また、スケジュールを立てるのが苦手であれば、塾や予備校に通うことを検討してみてはいかがでしょうか。塾や予備校であれば、決まった時間に授業が行われるため、現役時代と同じようなペースで学習時間を確保できます。
1人で集中して勉強を行うことに不安を感じている場合は、「オススメ予備校一覧ページ」をチェックしてみてください。