大学受験の服装はどうする?私服?制服?面接時は?注意点を徹底解説

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大学受験の日は、どんな服装で会場に向かえば良いのか気になりますよね。

服装は、直接合否に関わりません。よって結論、私服で大学受験に行っても制服で大学受験に行っても問題ありません。

しかし「少しでも受験にプラスになる服装を選びたい」と考えている方も多いでしょう。

そこで今回は、大学受験の服装や筆記試験・面接試験、願書出願時に添付する写真の服装などについてまとめました。

記事を最後までチェックすれば、大学受験における服装に関する悩みがひと通り払拭されますよ。

【結論】大学入試の服装は私服でも制服でも良い

冒頭でもお伝えしたとおり、大学入試の服装は私服でも制服でも問題ありません。

しかし現役生で、学校に制服がある場合は、敢えて私服で大学受験を受ける理由はありません。制服で受験をするのが無難です。

制服があるのにもかかわらず敢えて私服で大学受験に向かい「浮かないかな?」「周りが皆制服だったらどうしよう」と不安になるくらいであれば、制服で大学受験を受けてください。

高校に制服がない場合は、私服でも何の問題もありません。

大学入試に私服で行く人と制服で行く人の割合は?

大学入試に私服で行く人と制服で行く人の割合は、地域や共通テストかそれ以外かによって異なります。

共通テストの試験会場は、高校の所在地に基づいて決まります。その高校の周りに浪人生が多かったり、制服がない高校の割合が高かったりする場合は、私服で大学受験を受ける人の割合が高まるでしょう。

また二次試験になると、共通テストと比較して私服の割合が増える傾向にあります。なぜなら遠方から前泊をして受験する方が増えるからです。

「遠方まで制服を持っていくのが大変だから」という理由で、私服の割合が増えるのです。

面接時の服装は制服かスーツがおすすめで私服はやめた方が良い

面接試験も筆記試験と同じく、大学から服装の指定がなければ私服・制服のどちらでも問題ありません。しかし、面接試験の服装は、筆記試験よりも慎重に選ぶ必要があります。

面接試験とは、初めて面接官に会うフォーマルな場です。面接の時間を割いてもらっていることに、敬意を示す必要があります。

そのため、主張が強い私服ではなく、制服やスーツなどのセミフォーマルを選ぶのが大原則です。色は、黒や紺など落ち着いた色がおすすめです。

【面接試験の際の服装例】

  • 男女共通(季節に応じて)ジャケット、カーディガン、ベスト
  • 男子:シャツ、ジーパンなどデニム以外のパンツ
  • 女子:シャツまたはブラウス、ひざ丈スカート

大学受験に私服で行く場合の注意点5つ

制服ではなく私服で大学受験に行く場合は、以下5つの点に注意しましょう。

  • 着なれた服装を選ぶ
  • 英語が書かれていない私服にする
  • ロゴもないほうが無難
  • パーカーを持っていく(体温調節のため)
  • 前泊の場合はシワに注意する

それぞれ詳しく解説します。

着なれた服装を選ぶ

大学受験の際は、基本的にどんな服装を着ているかは合否に関係しません。そのため、筆記試験時の服装は私服でも制服でも大丈夫です。

受験の際は、どれだけ努力をしていても「もしうまくいかなかったらどうしよう」など、不安がぬぐいきれません。

平常心で受験に臨むために大切なのは、「いつもどおり」を意識することです。いつもどおりを心がけるためには、新品の服よりも普段から着慣れている洋服が向いています。

また「この服を着ているときの模試でよい点が取れた」「いつも塾に行くときに着ていて苦楽を共にしていた制服で挑む」など、験(げん)を担ぐ方法もあるでしょう。

受験会場では、制服を着て大学受験に挑む学生が多く見られます。しかし、浪人していたりそもそも高校に制服がなかったりする場合は、私服でも問題ありません。

例えば、以下のような動きやすくカジュアルすぎない服装を意識して選びましょう。

  • 男子:シャツ・カーディガン、チノパン
  • 女子:カットソー・ブラウス・カーディガン、スカート・パンツ

英語が書かれていない私服にする

私服を着て受験する場合、服のデザインにも配慮が必要です。

例えば、英語や漢字・地図・化学反応式などがモチーフになっている服の場合、不正行為を予防するために試験監督者から指摘を受ける可能性があります。

ただでさえ緊張しているにもかかわらず、名指しで服装の指摘を受けるのは避けたいものです。場合によっては、裏返しに着たり脱いだりするように指示される可能性があります。

ブランドロゴだけであれば認められることもありますが、バックプリントに英語や格言などが含まれている服の場合は、不正行為に関わる服装と見なされる可能性があるでしょう。

なお、細かい柄や蛍光色なども試験中に目に無用な刺激を与えかねません。迷った場合は、落ち着いた色合いの無地の服がおすすめです。

ロゴもないほうが無難

ナイキやアディダスなど、ブランドロゴが入っている私服を着ていても、試験監督者から注意を受けることはありません。

しかし「NIKEってアルファベットが記載されているし、本当に大丈夫なの?」と不安になる方もいるでしょう。

前述のとおりロゴであれば問題ないのですが、少しでも不安に感じるのであれば、ロゴすら書かれていない、無地の服がおすすめです。

「この服大丈夫なのかな?」と気を取られて試験に影響が出ては本末転倒ですからね。

大学受験は、今後を大きく左右する大事なイベントです。だからこそ、雑念が入らず、これまでの成果を発揮できる環境を整えてから試験に臨みましょう。

パーカーを持っていく(体温調節のため)

大学受験の会場では、基本的に暖房が入っています。

しかし会場が広かったり換気で開けられている場所の近くの席に座っていたりすると、寒さで集中できなくなる可能性があります。

その場合、肌着の上にシャツやカットソーを着て、その上にボタンやファスナー式で簡単に着脱できるジャケットやニットを着ていれば必要に応じて体温調節が可能です。

場合によっては、カイロを活用するのもよいでしょう。

衣服に貼り付けるタイプだけでなく、手持ちタイプも指先を温めるのに役立ちます。特に、足元が冷えてしまうと試験に集中できなくなる可能性があります。大きめのマフラーがあれば試験中は、ひざ掛けとして代用可能です。

前泊の場合はシワに注意する

宿泊を伴う大学受験の場合は、前日に服の手入れをしておきましょう。宿泊先に着き次第、服をハンガーに掛け、シワや型くずれを防いでください。

これは私服・制服・スーツ、どの服装で大学受験に臨む場合でも一緒です。普段は服にシワが付くことはなくても、前泊のために服をリュックに詰め込んだりする過程で、服にシワができやすくなってしまいます。

制服の場合、服の裾や袖口に目立つ汚れやほつれがあることがあります。事前に対策しておきたい点ですが、直前で気づいた場合はマスキングテープなどで仮止めすることも一案です。

また、ボタンが手首や机に当たって不快に感じないか、ポケットに思いがけないものが入っていないかなど、一つひとつ丁寧に確認しましょう。

万が一服がシワシワになってしまっても、受験に直接影響することはありません。

しかし「シワシワだけど大丈夫かな?」のような雑念をなくして試験に集中するためには、前泊時にシワに注意することが重要です。

大学受験の服装等で女子が気をつけるべきこと

女子ならではの、大学受験の服装等で気をつけるべきことは以下の2つです。

  • 必要に応じて髪を結んだり留めたりする
  • 面接時にスカートの場合はハイソックスがおすすめ

それぞれ詳しく見てみましょう。

必要に応じて髪を結んだり留めたりする

筆記試験では、常に下を向いて、問題を解きます。その際、髪が長すぎると、髪が目に入ったりして邪魔になります。

普段はあまり気にならなくても、1日中試験を受けていると長い髪が鬱陶しく感じるでしょう。

万全な状態で大学受験に臨むためには、必要に応じて髪を結んだり留めたりしましょう。

後ろ髪が長い場合は紺・黒・茶色のゴムでまとめるのがおすすめです。前髪が長ければピンで留めるのがおすすめです。

面接時にスカートの場合はハイソックスがおすすめ

筆記試験でも面接試験でも、スカートの下にタイツを着用して問題ありません。

ただし、靴下を履く場合、くるぶし丈の靴下よりハイソックスのほうが好印象を与えられます。学校指定の靴下か白・黒・紺の無地またはワンポイントのものを選びましょう。

大学受験用の願書に貼る証明写真の服装選びポイント4つ

大学受験時の願書に貼る写真は、受験時に本人確認を行うほか、受験後にも学生証などに活用されることがあります。

よって撮影時に着用する服装にも注意が必要です。

大学受験用の願書に貼る証明写真を撮影する際は、以下4つの服装に関するポイントに注意しましょう。

  • 制服は禁止になることが多い
  • 学生らしい服装選びをする
  • 修正はしすぎないように注意
  • メイクや髪型にも気を配る

それぞれ詳しく解説します。

制服は禁止になることが多い

受験票の写真は、入学選考の手続きのほか、大学に入学した後の学生証用写真として流用される場合があります。

学生証に添付される写真が大学生らしくない服装の場合、思いがけず恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。

そのため、受験要綱に写真の要件が書かれていない場合でも、私服で撮影した写真を用意しておくのが無難です。

学生らしい服装選びのポイント

願書に貼る写真を撮る際は、セミフォーマルを意識して清潔感のある服装に努めましょう。

前述した面接試験の際の服装に準じた、以下の格好がおすすめです。

  • 男女共通(季節に応じて)ジャケット、カーディガン、ベスト
  • 男子:シャツ、ジーパンなどデニム以外のパンツ
  • 女子:シャツまたはブラウス、ひざ丈スカート

修正はしすぎないように注意

フォトスタジオなどで受験用の写真を撮影すると、きれいな写真が撮れます。

フォトスタジオに行くのが面倒な場合や受験勉強に集中したい場合は、証明写真機を活用してもかまいません。

ただし画像の加工修正には注意が必要です。

写真データは、スマートフォンのアプリなどでも簡単に加工できるため、フォトスタジオから受け取った写真を見て、気になる部分を調整したくなるかもしれません。

しかし過剰な加工は厳禁です。特に、ワンタッチで輪郭や肌色の調整を行うアプリでは、別人のようになってしまうことがあるため、注意しましょう。

メイクや髪型にも気を配る

加工と同様に、メイクや髪型もシンプルさと清潔感を重視しましょう。

写真撮影時は髪色を暗くして、前髪が目にかからないように整え、また耳にも髪がかからないようにします。

凝ったヘアアレンジも必要ありません。女子の場合、アイプチで目元を二重にしたり、メイクで外見を自分好みにしていたりすることもあります。

しかし、画像の加工と同じように顔を大きく変えるメイクは厳禁です。ファンデーションやアイブロウは、顔色や眉毛を整える程度に控えましょう。

【服装以外にも気をつけよう】大学受験当日の持ち物6つ

大学受験当日に持っていくべき一般的な持ち物は以下の6つです。大学や試験場によって異なることもあるので、事前にしっかり確認しておくことも重要です。

  • 受験票
  • 身分証明書
  • 筆記用具
  • 飲み物と軽食
  • 時計
  • ティッシュやハンカチ

それぞれ詳しく見てみましょう。

受験票

受験票は必ず持参しましょう。受験票には試験の日程や会場が記載されており、受験に必要な証明書となります。

身分証明書

身分を証明するための公的な身分証明書を持っていきましょう。

例えば、運転免許証、パスポート、学生証などが一般的です。万が一受験票を忘れてしまった場合でも、身分証明書があれば試験を受けられる可能性が出てきます。

筆記用具

試験に使用する筆記用具を準備しましょう。

一般的には、2Bの鉛筆や黒色のボールペンが使用されますが、試験要領に従って指定されたものを用意しましょう。予備の筆記用具も念のため持参すると安心です。

飲み物と軽食

長時間の試験中に喉が渇いたり空腹になったりすることがありますので、水やスポーツドリンクなどの飲み物と、軽食を持参しましょう。

ただし、試験場によっては飲食物の持ち込みが制限される場合があるので、事前に確認しておくことが重要です。

時計

試験時間を把握するために、時計を持参することが役立ちます。

ただし、試験場によっては特定の形式や機能が制限される場合があるので、試験要領に従って適切な時計を選びましょう。

ティッシュやハンカチ

試験中に必要な場合があるので、ティッシュやハンカチを持っていくことをおすすめします。また、自分の身体や環境に合わせて必要なものを持参しましょう。

試験当日は余裕を持って準備し、必要な持ち物を確実に持参しましょう。

まとめ

大学受験の服装や筆記試験・面接試験、願書出願時に添付する写真の服装などについて解説しました。

結論、大学受験の服装は、私服でも制服でも問題ありません。しかし現役生かつ高校に制服がある場合は、制服で受験をするのが無難です。

大学受験の服装に関する悩みが払拭されたら、早速受験勉強を再開しましょう。

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