塾を辞める時が気まずい!メールや電話での言い方を例文付きで紹介
塾を辞める時、その旨を連絡をするのは気まずいですよね。
「言いづらいから」、「なんだか申し訳ないから」と、辞める旨をなかなか伝えられない保護者もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、塾を辞める時の伝え方2つについてまとめました。辞める時にそのまま使える理由や例文も紹介しています。
どうしてもその塾が合わないのであれば、できるだけ早く辞め、新たな環境を用意してあげましょう。
記事を最後までチェックすれば、塾を辞める時に必要な準備がひと通り分かりますよ。
塾を辞める時は誰でも気まずい
塾に限らず、何かサービスを辞める時は、誰でも気まずいと思うものです。そして相手との距離が近いサービスであればあるほど「気まずい」という思いは強くなります。
塾はまさに相手との距離が近く、辞める時に言い出しづらいサービスです。
お子さんは週に何回も塾に通っていますし、保護者も面談などで度々教室長と顔を合わせますからね。
しかし、たとえば100人の生徒を抱える塾であれば、少なくとも毎月1〜4名は辞めています。つまり塾側も退塾者が出ることには慣れています。
塾としては生徒数を増やしたいので、もちろん引き止められるでしょう。ですが、それほど気にする必要はありません。
以下2つを知っておくだけでも「気まずい」という気持ちが和らぐでしょう。
- 塾を辞めるのはあなたのお子さんだけではない
- 塾側は退塾者が出ることに慣れている
塾を辞める時の言い方は2通り
塾を辞める時の言い方には、以下2つの選択肢があります。
- 電話で伝える
- メールで伝える
それぞれ詳しく見てみましょう。
電話で伝える
塾を辞める時の言い方の1つ目は、電話です。大半の方は、電話にて塾を辞める旨を伝えます。
やはり文章で伝えるよりも直接声で伝えた方が誠実なので、おすすめです。
電話で塾を辞める旨を伝える際は、時間帯に注意しましょう。たとえば、授業がある時間に電話をかけても、「後ほど折り返します」と言われるだけです。
授業終わりは生徒の質問対応や塾前での送り出しなどでバタバタしている場合が多いので、昼過ぎから夕方の授業前までの時間で連絡をするのがおすすめです。
「電話だと引き止められてなかなか退塾できないのでは?」と不安な方も多いでしょう。電話で退塾の旨を伝える際に使える理由や例文については、これから詳しく解説します。
メールで伝える
塾を辞める時の言い方の2つ目は、メールです。退塾の旨は電話で伝えるのが一般的ですが、最近ではメールで伝える方も増えています。下記いずれかに当てはまる場合は、退塾の旨をメールで伝えても良いでしょう。
- 塾側と揉めてしまった場合
- どうしても電話をかけるのが気まずい場合
しかし、場合によっては、メールを見た塾側が保護者に電話をかけてくることもあります。
またメールだとやり取りにタイムラグが発生して、かえってソワソワしてしまうかもしれません。
それであれば、気まずい気持ちを抑えて電話をする方がおすすめです。
なお電話でもメールでも、子どもからの申し出では退塾手続きを進められないので、保護者が連絡をしましょう。
塾を辞める時に使える理由
電話でもメールでも、塾を辞める旨を伝えたあと、必ず理由を聞かれます。すでに明確な理由がある場合は問題ありません。それを伝えれば良いだけです。
もし理由が明確でない場合は、以下を参考にしてみてください。
- 授業についていけないから
- 成績が上がらないから
- 部活と両立できないから
- 講師と相性が合わないから
- 金銭面で継続が難しいから
基本的には、引越し等のどうしようもない理由を除いて、どんな理由であっても以下のように塾側から引き止められます。
退塾理由 | 引き止め方法 |
授業についていけないから | クラスを1つ下に落としませんか? |
成績が上がらないから | 自習室で特別課題を解きませんか? |
部活と両立できないから | 授業数を減らしませんか? |
講師と相性が合わないから | クラスを変えませんか? |
金銭面で継続が難しいから | 授業数を減らしませんか? |
本当に塾を辞めたいのであれば、引き止められても毅然とした態度で「もう辞めることに決めてますので」と伝えましょう。
また、「成績が上がらないから」、「講師と相性が合わないから」のような理由にはトゲがあります。辞める原因が塾側にあると直接伝えているようなものですからね。
ですので本来の理由は伝えずに、円満に塾を辞められそうな理由を選ぶのも方法の1つです。
塾を辞める時の電話での言い方【例文付き】
塾を辞める旨を電話で伝える際の例文は以下のとおりです。
いつもお世話になっております。
〇〇の母(父)ですけれども〇〇先生はいらっしゃいますでしょうか。
〜〇〇先生に電話が繋がったあと〜
いつもお世話になっております。〇〇の母(父)です。今お時間よろしいでしょうか?
実は(理由)なので(時期)までで塾を辞めようと思っていまして
お忙しいところ恐縮ですが退塾の手続き等について教えていただけますでしょうか?
〜退塾の手続き等について聞いたあと〜
かしこまりました。
これまでお世話になりました。
また何か機会がありましたらぜひよろしくお願いします。
失礼します。
塾側の受け答えによって多少流れは変わるかもしれませんが、おおよそ上記のような形で電話でのやり取りが進むはずです。
塾を辞める時のメールの書き方【例文付き】
塾を辞める旨をメールで伝える際の例文は以下のとおりです。
いつもお世話になっております。
〇〇の母(父)の〇〇と申します。
(理由)のため、〇月末をもって塾を退塾させていただこうと考えています。
つきましては、退塾に際して必要な手続き等について、お教えいただけますでしょうか。
本来であれば直接お伝えすべき内容ですが、メールでの連絡となり申し訳ありません。
これまでご指導いただき、ありがとうございました。
短い文章ながらも「退塾に際して必要な手続き等について、お教えいただけますでしょうか。」と記載することで、気持ちがすでに固まっていることを伝えています。
「短すぎてそっけないのでは?」と感じる場合は、理由の箇所を膨らませても良いでしょう。
「塾を辞める時」に関するよくある疑問
最後に「塾を辞める時」に関する以下3つのよくある質問にお答えします。
- 何日前に伝えれば良いの?
- お礼はした方が良いの?
- 生徒が自分で言うのはアリ?
それぞれ詳しく見てみましょう。
何日前に伝えれば良いの?
基本的には、何日前でも塾を辞める旨を伝えて構いません。極端な話「今日で辞めます」と当日に伝えても良いですし、数ヶ月前に伝えることも可能です。
しかし大半の塾では、翌月分の月謝を前月に支払うこととなっています。つまりその日限りで塾を辞めるのは自由ですが、翌月分の月謝は返ってきません。
費用を無駄にしたくないのであれば、翌月分の支払日前にその旨を伝えましょう。
しかし、「退塾の旨を伝えた後に塾に通うのは気まずい」、「すぐにでも他の塾に通い始めたい」と考えているのであれば、翌月分の月謝を支払った上でその塾には行かないのも選択肢の1つです。
お礼はした方が良いの?
塾を辞める時、電話やメールで、これまでの指導に対するお礼は伝えた方が良いでしょう。
しかし、お礼の品を渡すかどうかは自由です。たとえお礼の品を何も渡さなかったとしても、塾側に嫌な印象を与えることはありません。
下記いずれかに当てはまるのであれば、お礼の品を渡しても良いでしょう。
- 担当の講師や教室長に感謝の気持ちがある場合
- 少しでも円満に塾を辞めたい場合
もしお礼の品を渡したいのであれば、菓子折りがおすすめです。菓子折りは「〇〇さんからです」という紙とともに、塾の職員室に置かれます。
一方でお酒や現金、商品券などはおすすめしません。こういったお礼の品の受け取りをNGとする塾も多いです。
中学、高校を卒業して塾を辞めることになった際、これまでのお礼として菓子折りを渡す方は一定数いらっしゃいます。しかし、途中で塾を辞めることになってお礼の品を渡す方は少ない印象です。
生徒が自分で言うのはアリ?
前述のとおり、退塾の手続きは保護者でなければできません。なぜなら契約者が保護者だからです。
生徒が塾側に退塾の旨を伝えるのは自由ですが、保護者から連絡をするように言われるでしょう。
塾側としては、生徒が勝手に塾を辞めたいと言っているのか、保護者と話し合った上でそう言っているのか判断できません。
よって退塾の際は、電話でもメールでも、保護者から連絡を入れるようにしましょう。
塾を辞めないためには自分に合った塾選びが大切
さまざまな理由から、塾を辞めざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。しかし、塾はできれば辞めないに越したことはありません。
転塾するとなると、費用が余計にかかりますし、手続きの手間もかかります。お子さんにとっても環境が変わるため負担になるでしょう。
よって塾を辞めたあとは「辞めずに済む自分に合った塾」をしっかり探すことが重要です。2回も3回も転塾をするのは、本当に大変ですからね。
まずは環境が整っている、大手の塾、予備校から検討してみましょう。
おすすめの塾、予備校については「オススメ予備校一覧ページ」で詳しく紹介しています。興味がある方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
塾を辞める時の2つの伝え方や理由、そのまま使える例文について解説しました。
たしかに塾を辞める旨を伝えるのが気まずいと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかしいざ連絡をしてみると、意外とあっさり済むものです。
塾を辞める意志が変わらないのであれば、本記事で紹介した理由や例文などを参考に、連絡をしてみてください。
また転塾先を探すのであれば「オススメ予備校一覧ページ」をチェックしてみてください。きっとあなたのお子さんに合った塾、予備校が見つかるはずです。