自分に合った予備校を選ぶために

予備校には様々なタイプがあります。授業内容、志望コース、生徒の学力レベル、講師の特徴などをしっかりと吟味し、自分にとってもっとも良い予備校を選びましょう。
ここでは予備校を選ぶ際に外してはいけないポイントを解説します。あなたの志望校に最短距離の予備校をしっかりと選んでいきましょう。

説明会に参加してみる

予備校はこれまでご紹介してきました通り、規模、教育システム、カリキュラムなど様々です。特に大規模の予備校では生徒のニーズに合わせ、志望校や志望学部ごとのコースも用意されています。予備校ごとに強みがあり、その教え方や授業の進め方、使用しているテキスト、強味なども異なってきます。しかし、『百分は一見にしかず』ということわざもある通り、ただHPやパンフレットを見比べるだけでは、その違いを正しく理解することは不可能でしょう。

友達が通っているからとか、なんとなく有名だからという理由で予備校を決めてしまうと自分に合っていない予備校を選んで失敗するということもあり得ます。イチバン良いのはHPやパンフレットを読んで気になった予備校を3つ程度に絞り、実際にその予備校に行ってみることです。今はどの予備校も無料の入学説明会を行っています。そこで直接どのようなやり方で教えてくれるのか説明を聞いたり、その際の対応や校舎の雰囲気をチェックするなどして、通いたいと思えるかどうかを自分の目で見ることが大事です。学習環境は実際に見ることでしか正しく判断できません。自分の学力アップに一番貢献してくれる予備校はどこなのかも判断しやすくなりますよ。

予備校までの距離

通学時間はできれば短ければ短いほど有利です。というのも受験生にとって1分もムダにできないほど、時間は貴重だからです。移動中に勉強するのはもちろんですが、移動で疲れてしまうような場所にある予備校はいくら評判が良くてもやめた方が良いでしょう。

また行き帰りに、繁華街や娯楽施設などの誘惑に負け、受験勉強に身が入らなくなってしまうことも、可能性はゼロではありません。予備校の立地も重要なチェックポイントです。

数字を重視し過ぎない

過去の合格者数や合格率だけを見て予備校を選ぶ方も多いかと思います。しかしこうした数字はあくまで過去の数字で、かつ合格していない方の数字は陰に追いやられているので、過度に重視するのは危険です。合格率90%であっても、自分が10%の不合格者にはいるようでは意味がありません。数字は数字、重視すべきは自分に合っているかどうか、自分の学力が伸びるかどうかなのです。

学びやすく、情報も手に入りやすい

学習環境はとても重要です。清潔感に欠ける設備では集中力も落ちてしまいますし、通学すること自体嫌になってしまう可能性があります。周りの受験生が集中して勉強している環境は自分もがんばろうと思いやすいので、専用の自習室があるかどうかも是非チェックしてください。全くないのは論外ですが、自習室があっても利用する生徒数が多すぎて頻繁に席が埋まっているようでは困ります。念のため混雑状況を確認することをお勧めします。その他、受験情報誌や過去問等、受験に関する情報収集がしやすい環境が用意されているかも注目して選んでいきましょう。