まずは予備校に通えるあなたの環境に感謝しましょう。行きたくても行けない人、家庭の事情など大学進学をあきらめるしかない人もたくさんいます。予備校通いを無駄にしないために、活用する為のポイントをご紹介します。ぜひ読んでみてください。
予備校を上手に活用しよう!
自習室を使い倒そう!
物音ひとつ立てず、真剣に受験勉強に励む自習室は独特の緊張感があります。その環境で集中して勉強すればおのずと学習効果がアップ。自宅や図書館は誘惑がいっぱいで勉強に手がつかない、という方にもってこいの場所です。たいていの予備校には自習室がありますので、集中して勉強する場所として活用しましょう。
自習室でなにを学ぶかは利用者の自由ですが、講師が同じ予備校内にいるメリットを生かすため、苦手分野を勉強しわからないところがあったら都度質問し、早い段階での克服を目指しましょう。
模試を使い倒そう!
模擬試験には受験大学の選択、合格レベルのチェック、自分の弱点をみつけるなど、たくさんのテーマがあります。模試の結果はそうしたテーマ受けてきっちりと受け止めるべきです。貴重な時間を割いて受けた模試を受けっぱなしのまま放置せず、模試を振り返り、復習し、出来なかった部分を徹底的に鍛えなおしましょう。それが学力アップへとつながっていきます。また模試は実際の入試と同様に緊張感を持って臨み、時間配分にも気を付けながら、本番のシミュレーションといった位置づけで受験するとよいでしょう。ただし、模試はあくまで模試、本番ではありません。一喜一憂するのではなく、あくまでも現状分析ツールとして利用してください。
講師を使い倒そう!
せっかく予備校にいるのに、講師に質問しないのは大損です。学校の先生が教科ごとのプロなら、講師は受験のプロです。指導テクニックは全く違いますから、彼らに授業でわからなかった所を質問し、理解を深めていくのも大切です。
試験傾向や受験動向の把握も予備校講師ならでは。受験情報だけでなく、学習計画、受験上の悩みなどを積極的に打ち明け、相談しましょう。
ライバルを使い倒そう!
ライバルの存在は受験においてはその学習効果を高め、闘争心を高めていくのに重要なパートナーです。わざわざ面と向かって「ライバルになって」という必要はなく、頭の中で「アイツには勝ちたい」「あの子には負けたくない」という気持ちを燃やせば良いのです。
予備校に集まる学生は学力レベルもまちまちなので、自分に合ったライバルを見つけるのに適しています。同じ大学や学部を目指す学生がいれば、お互いに刺激を与え合い、切磋琢磨できるでしょう。ただし、一番のライバルは自分自身であることをお忘れなく。
カリキュラムを使い倒そう!
予備校には1学期、2学期の他、夏期講習や冬期講習などの季節講習が用意されています。それらのカリキュラムをうまく組み合わせて最大効果を狙いましょう。特に季節講習では志望大学別講座を初め、特定分野を強化する講座など多彩な講座が用意されています。どれも1週間以下の短期集中型カリキュラムになっていますので、自分でうまく取捨選択しながら自己流カリキュラムを作り、学習していきましょう。予備校によっては、無料で受講相談に乗ってくれるシステムもありますので、上手に活用してください。
寮を使い倒そう!
予備校の寮は受験勉強だけに集中したい方にとって、最高の環境です。ライバル、学習環境、ツールの全てがそろっています。受験に集中するためのルール、テレビやゲームなどの娯楽からの強制的な隔離など、充実した受験生活を送るための配慮がされています。そうした環境に身を置けば、自然と自己管理力がつき、生活スタイルの改善と、受験勉強に集中できる環境が整います。メンタル面での成長も大いに期待できるでしょう。