映像授業とは?
映像授業とは、生徒が講義の映像を見ながら学習を行うものです。この授業には、3つの特徴があげられます。
特徴1 自由な時間に学習できる。
最大の特徴は、好きな時間に足を運び学習ができるという点です。通常の塾の講義であれば、決められた時間に行かなければなりません。そのために、部活を仕方なく休んで希望の授業を受けることもあります。
映像授業では、好きな時間に好きな講義を受けることが出来るので、塾優先のスケジュールを組みたくない生徒でも、無理なく通うことが可能です。
特徴2 理解するまで、何度でも繰り返し視聴が可能
映像授業の場合、わからないところを繰り返し再生しながら学習することができます。
通常の講義であれば、講師の話を1度しか聞けません。
聞き逃してしまうと、講義が終わった後に、質問をしなくてはいけませんが、そのような心配も必要ありません。
特徴3 講義数が豊富!オリジナルカリキュラムも作成可能!
様々な講師の講義様子がアーカイブとして蓄積されています。そのため、学習意欲が高い生徒は、通常の授業を受講する生徒に比べて、多くの映像授業で学習することが可能です。
また、授業のカリキュラムを自分で決めることが出来るので、自由な学習スタイルが可能です。
映像授業のデメリットは?
映像授業は、良い点ばかりではありません。デメリットもあります。
それでは、映像授業のデメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
一方的な講義
映像授業は通常の講義のように、生徒とコミュニケーションを取りながら展開するものではありません。一方的に講義を展開していく内容となるので、集中力が無い生徒にとっては、眠くなってしまうこともあります。
分からない場所がどこかわからない
映像を垂れ流しで見ていると、どこが理解できていないのかわからないまま見終わってしまうこともあります。不明な点を繰り返し再生すれば理解力を深めることが可能ですが、読解力がなければ、何度同じ場面を再生しても理解を深めることは難しいでしょう。
手を抜こうと思えば抜くことも可能
ブースで映像授業を再生しながら学習するので、学習のやり方によってはサボることもできます。映像授業を開講している塾には、このような生徒を無くすためにアドバイザーをつけている塾もあります。しかし、個人のやる気によって学習量が大きく異ってしまうというデメリットもあります。
映像授業に向いている生徒
以上のように、メリット・デメリットを考慮すると、映像授業に向いている生徒とそうでない生徒に分類することができます。
向いている生徒
向いている生徒は、自主的に学習する積極性があり、理解力が高い生徒です。進学校では、自主的に勉強する習慣が備わっており、集中力が高い生徒も多いので、映像授業に向いていると言えるでしょう。
向いていない生徒
一方で、向いていない生徒は集中力がない生徒です。このような生徒が受講をしてもあまり効果的でないと言えます。映像を集中して学習する必要があるので、集中力があまりない生徒には、映像授業はおすすめできません。
オススメの塾は?
映像授業を実施している塾はたくさんあります。塾に足を運び映像授業を受ける通学型と、塾に行かなくても講義を受けることができる在宅型の2種類があります。オススメは、通学の塾です。
在学の場合、サボることができてしまいます。サボらず効率よく学習するためには、通学の映像授業をおすすめします。
塾の数が多く、似たような制度でどれを選べば良いかわからないという人のために、映像授業のおすすめ塾を紹介します。今回紹介する塾は、どこもサポート体制が充実しています。
東進衛星予備校
有名講師がわかりやすい講義を行う東進衛星予備校。CMで一度は目にしたことがある人もいるかもしれません。東進では、映像授業を提供するだけでなく、1人ひとりに担当講師がつきます。
講師にわからないところを教えてもらえるので、理解力を効果的に深めることができます。
四谷学院
「科目別能力別クラス授業」と「55段階個別指導」のダブル教育が、オンラインでも受けられます。原理原則を根本からわかりやすく解説し、一人ひとりに適した学習内容で理解力を高めます。わからないことはすぐプロ講師に質問できるほか、講師が画面上に直接書き込みを入れながら指導してくれるので、オンラインでも実際に対面で指導を受けていると変わらない環境は魅力です。
代々木ゼミナール
代々木ゼミナールが運営するフレックス サテラインでは、講義内容が2000以上と豊富なアーカイブ数が売りです。
1コマずつ予約できるので、ベストなスケジュールで受講スケジュールを組むことができます。また、わからないことがあれば、質問シートに記入することで、その分野に精通したスタッフが丁寧に指導してもらえるサポートもついています。
河合塾
河合塾が運営する映像授業では、映像学習をするだけでなく、理解力が本当についたのかをチェックするテストを定期的に実施しています。これによって、生徒がわからない状況を解消しています。
更に、1人ひとりに学習アドバイザーがつき、どのように学習を進めて良いかをアドバイスしてくれます。彼らにわからないことを質問するアドバイスタイムを設けているので、一方的な授業スタイルではなく双方向の授業を実現しています。
このように、映像授業を提供する塾は、特徴がそれぞれあります。
サポート体制が異なるので、自分に適した塾を見つけるようにしてください。