受験生は体調管理も大切! 知っておきたいコロナ感染対策

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受験生のみなさんは、きちんと感染症対策をしていますか?
毎年、受験本番間近は、さまざまな感染症が流行しやすい時期です。
今年はさらに新型コロナウイルスも流行しています。

受験直前に体調を崩して、試験を受けられなかったとなったら元も子もありません。
正しい感染症対策をして、受験本番を万全な体制で臨みましょう。

この記事では、感染症対策や日常生活での食事面・運動面・睡眠面で注意すべきことなどをご紹介していきます。

受験シーズンに多い感染症

受験シーズンはどのような感染症が流行するのでしょうか。
ここでは、主な感染症の種類や感染経路、症状について解説していきます。

受験シーズンに多い感染症って何があるの?

受験生が気をつけたい冬場に流行する主な感染症は、インフルエンザとノロウイルスです。
それに加え、今年は新型コロナウイルスという新たな感染症も流行しています。

どうやって感染するの?

ウイルスによる主な感染経路は、接触感染・飛沫感染・空気感染・経口感染です。
それぞれどのように感染するのか、詳しく解説します。

・接触感染
電車のつり革やドアノブなどに付着したウイルスを触り、その手で口や鼻、目などに触れることにより粘膜から感染します。

・飛沫感染
感染者が咳やくしゃみ、会話などをして飛び散ったしぶき(飛沫)と一緒に放出されたウイルスを口や鼻などから吸い込むことにより感染します。
大きな飛沫は1~2mで落下するため、人との距離を2m以上空けると飛沫感染による感染リスクは低くなるでしょう。

・空気感染
空気中を漂う飛沫核という微細な粒子を吸い込むことにより感染します。
換気の悪い場所は、長時間ウイルスが留まる可能性があるので、避けた方がよいでしょう。

・経口感染
ウイルスに汚染された食品(牡蠣などの二枚貝に多い)を生で食べたり、十分に加熱せず食べることにより感染します。

感染症の主な症状とは?

それぞれの感染症の症状や感染経路、潜伏期間は下記の通りです。

・新型コロナウイルス
主な症状:発熱・咳・倦怠感 など
感染経路:接触感染・飛沫感染
潜伏期間:1~14日程度

その他の症状は、鼻づまり、頭痛、のどの痛み、下痢、味覚や嗅覚の消失などです。
重症化すると、発症から1週間程度で肺炎の症状が強くなり、入院が必要となります。
重症化しやすいのは高齢者や基礎疾患(慢性腎臓病・糖尿病・高血圧・心血管疾患など)がある方で、若者は低い傾向にあります。

・インフルエンザ
主な症状:38度以上の高熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛 など
感染経路:接触感染・飛沫感染
潜伏期間:1~4日程度

発症した後5日を経過し、且つ、解熱した後2日を経過するまでは外出を控えましょう。
予防には、インフルエンザワクチンの接種が有効です。

・ノロウイルス
主な症状:嘔吐、下痢、腹痛 など
感染経路:接触感染・飛沫感染・空気感染・経口感染
潜伏期間:1~3日程度

乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こします。
症状回復後でも1週間~1ヶ月にわたり、糞便にウイルスを排出し続けるため、二次感染にも注意が必要です。

感染症対策に有効な5つの方法

どの感染症も十分な対策を取ることで、感染症にかかりづらくなります。
ここでは、感染症の対策方法について解説していきます。

1.手洗い

帰宅後、食事の前後、咳やくしゃみをした後など、こまめに手を洗うようにしましょう。
手に付着したウイルスは、流水ですすぐだけでも減らすことができますが、ハンドソープを使うと効果的です。ハンドソープで10秒もみ洗い後に流水で15秒すすぐだけで、数百個まで減らせます。

【手洗いによるウイルスの残留量】
手洗いなし・・・約100万個
流水で15秒すすぐ…約1万個
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぐ・・・数百個
ハンドソープで10秒もみ洗い後、流水で15秒すすぐ×2セット・・・数個

2.うがい

手洗いと合わせて行いたいのが、うがいです。
特に新型コロナウイルスは、ポビドンヨードが有効といわれているので、ポビドンヨードが含まれたうがい薬を使用するとよいでしょう。

3.アルコール消毒

手洗いがすぐにできない時は、アルコール消毒液を使用するとよいでしょう。
ただし、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスに対して消毒する場合は、アルコールの接触時間が少なくても消毒や除菌ができますが、ノロウイルスは長時間アルコールに接触しなければ効果が得られないので、注意が必要です。

4.マスクの着用

マスクは飛沫感染や空気感染を防ぐのはもちろん、ウイルスのついた手で口や鼻を触ってしまうのを防ぐ効果もあります。マスクを着用するときは、鼻からアゴ下まできちんと覆うようにしましょう。また、マスクの表面にウイルスが付着している可能性もあるので、表面は触らないでください。
マスクは食事の時以外は、なるべくつけるようにするとよいでしょう。

5.他人との距離をとる(ソーシャルディスタンス)

飛沫感染は、他人と距離を空けることで防ぐことができます。
相手との距離は2m、最低でも1mあけるようにしましょう。
自分が感染することを防ぐだけでなく、相手の感染を防ぐことにも繋がります。

食事・運動・睡眠をしっかりして規則正しい生活を送って免疫力を高めてウイルスに負けない体つくりをしましょう。
以下、日常生活の食事面・運動面・睡眠面の注意すべきポイントについてまとめました。

「食事」で気をつけるポイント

免疫力を高めるためには、一日三食バランスのとれた食事をとることが大切です。
ここでは、食事に関して気をつけるポイントについて解説していきます。

朝食をしっかり食べる

朝食を抜くと脳のエネルギーになるブドウ糖が不足するので、集中力や記憶力の低下につながります。
また、食生活が乱れたり栄養が偏ったりしていると、免疫力が落ちてしまいます。
そのため、朝起きて、朝食をしっかり食べることが大切です。

免疫力を高める食事を心がける

緑黄色野菜・フルーツ・海藻・きのこ・豆などに含まれるビタミンAやビタミンCは、免疫力を高めてウイルス感染を防ぎます。また、ヨーグルト・納豆・ピクルス・キムチなどの乳酸菌や発酵食品は、善玉菌を増やして腸内環境を整える作用があるので、免疫力を高めるために非常に有効です。

夜食は消化の良いものを選ぶ

夜食に脂っこいものを食べると、眠気が強くなり、集中力が下がります。そのため、夜食を食べる際はおにぎり・フルーツ・野菜ジュースなど、消化が良く軽めな食事にしましょう。

「運動」で気をつけるポイント

続いて、運動に関して気をつけるポイントについて解説していきます。

適度な有酸素運動を行う

日常に適度な運動を取り入れることで、血行が良くなり、体温や代謝が上がるため、免疫力の高まりに期待ができます。
特に、軽いジョギングやウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。

ストレッチはリフレッシュにもなる

運動があまり得意でない人は、ストレッチするのも効果的です。
夜にストレッチを行うと体の血行が良くなり、安眠効果も期待できます。

疲れるほど運動するのはNG

運動をするのはいいことですが、疲れるほど運動するのはケガのリスクが高まったり、疲労で勉強のやる気が起きなくなるなど、マイナス効果が多いです。
10分~15分運動するだけでも、十分な効果があります。

「睡眠」で気をつけるポイント

最後に、睡眠に関して気をつけるポイントについて解説していきます。

睡眠時間は6~7時間がベスト

睡眠時間は最低でも6時間はとるようにしましょう。

寝る前のゲームやスマホは禁物

就寝前にブルーライトを浴びると眠りが浅くなり、睡眠の質が下がります。
ブルーライトを含む明るい光を昼間と判断して、眠くなるホルモンの分泌が抑えられてしまうからです。
そのため、寝る前にゲームをしたり、スマートフォンを見るのはやめた方がよいでしょう。

おすすめの睡眠アイテム

熟睡するためにおすすめなアイテムを紹介していきます。
眠りが浅いと感じている人は、是非お試しください。

・耳栓
熟睡をするのに最適なアイテムは耳栓です。
家電のノイズや時計の秒針など、ちょっとした物音が気になって眠れないという人には特におすすめ。
最初は耳元に違和感を感じるかもしれませんが、寝入ってしまえば深い睡眠をとることができます。
耳栓の種類は、睡眠専用のものやスポンジタイプ、シリコンタイプなど、様々です。

・温かい飲み物
鎮静と癒し作用のあるハーブティー、体の温まる葛湯やホットミルクなどを寝る前に飲むのも効果的です。
反対にコーヒー、紅茶、煎茶などは、覚醒作用のあるカフェインが含まれているので、就寝前に飲まないようにしましょう。

・リラクゼーションBGM
川のせせらぎや波の音、鳥のさえずりなどの自然音やゆっくり静かなBGMは、心を落ち着かせてリラックスさせる効果があります。
このようなBGMを寝る前に聴くことで、熟睡しやすくなります。

まとめ

受験生は、受験勉強と同じくらい体調管理も大切です。
特に今年はインフルエンザやノロウイルスに加えて、コロナウイルスも流行しています。

受験本番を万全で臨むために、手洗い・うがい・マスクの着用・アルコール消毒などの感染症対策や規則正しい生活を徹底しましょう。

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