センター試験のリスニングが苦手……克服するコツはある?

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センター試験では欠かせないリスニングテスト。
英語が聴き取れない、そもそも文章でないと英文の意味が理解しにくい、といった悩みを抱える人は意外と多く、苦手意識を感じている人は少なくありません。

しかし、苦手のままでは上達は難しく、大きな失点につながってしまう可能性があるため、試験前に克服しておくことが好ましいと言えます。

そこで、今回は苦手なリスニングを克服するコツについてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

リスニングテストの構成

そもそも、リスニングテストの構成については把握していますか?
まずは、リスニングテストの概要や傾向などについて見ていきましょう。

何問あるのか

センター試験のリスニングテストは、大問4題あり合計すると25の問題が出題されます。
出題数はそこまで多くなく、難易度も極めて高いケースは稀です。
しかし、単語の意味を理解していないと、文法や語彙の学習が不足していると混乱してしまうことがあるため注意が必要です。

まずは問題に目を通し、よく理解したうえでリスニングに臨むことが得点を重ねる秘訣といえるでしょう。

どういう構成なのか

具体的にリスニングテストはどのような構成になっているのか、実はよく理解していない人が多いです。
苦手意識を克服するためには、聴く能力を鍛えるだけでなくそもそもどのような構成となっているかを把握することも大切です。

これにより、スムーズに回答を進めやすくなります。

具体的な構成は主に「対話文によるイラストの選択問題」「対話文の応答選択・短会話」「対話文完成問題・対話文図表完成」「短文内容・長文内容」の4つから構成されています。
それぞれの特徴について以下で詳しく解説します。

対話文によるイラストの選択問題

これは、日常の会話や特定のシーンの画像から該当するものを選択するというリスニングテストです。
主に2人の会話文を聞きながらイラストや数、語句、グラフなどを選択します。

比較的短い短文であるため、単語の意味を理解しておくことで、ある程度会話の内容がイメージできることもあります。
特に「計算」「位置」「特徴」などについての回答が求められることが多いため、対話を聴く際には意識して耳を傾ける必要があります。

対話文の応答選択・短会話

30語程度の英文が読まれるリスニングテストです。
2人の会話を聴きながら、選択肢の中から適切な回答を選択します。

主に日常生活・学校生活などの場面がシーンと使われることが多いため、そうした場面ごとの英会話表現を学習しておくとスムーズな回答に繋がりやすくなります。
必ずしも必要な対策ではありませんが、克服のためのヒントとして参考にしておきましょう。

対話文完成問題・対話文図表完成

上述した2つの問題と比較すると、やや英文の読み上げスピードが上がるのが特徴です。
そのため、この問題に取り掛かる際には意識を切り替えてリスニングに臨むことが大切です。

具体的な内容は、読み上げられた英文に対する質問を英文で聞きとり、その回答を選択したり、適切な返答を選択したりするというものです。
英会話の内容をよく理解するだけでなく、会話中の情報についても記憶しなければならないことから、やや難易度の高い問題といえます。

短文内容・長文内容

短文・長文内容の把握を問われるリスニングテストです。 短文内容把握問題では、説明文や紹介文、案内などを聞いて文章全体の内容を把握したうえでの回答が求められます。
一方、長文内容把握問題では長文の英文を聞いて、問題に適切な回答を選択します。

長文内容把握問題では、記憶力はもちろんのこと長文を聞き続ける集中力も必要となることを頭に入れておきましょう。

どういう傾向なのか

センター試験のリスニングの傾向としては、主に「対話文によるイラストの選択問題」「対話文の応答選択・短会話」「対話文完成問題・対話文図表完成」では、学校場面・日常場面が取り上げられることが多く、文章の表現・基本などが問われる傾向にあります。

一方で「短文内容・長文内容」は、説明・案内などの英文が読み上げられ、対話とは違って回答に必要と判断される情報量が多いといえます。

英文の中から「○○の建物の中には何があったのか」「▲▲はどのような色・形」だったのか、といった質問に対して適切に回答しなければなりません。
読み上げられる英文を逃さずに聞き取ることが好ましいといるでしょう。

リスニングが上達するためのコツ

「やっぱりリスニングは苦手…」「練習しても慣れない…」といった人は多いもの。
しかし、センター試験を無事通過するためには、リスニングにも強くなっておく必要があります。

では、具体的にどのようにして「リスニングが苦手」という状況を克服すれば良いのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

リスニングが苦手な理由

そもそも、自分の「リスニングが苦手」という意識について、よく考えたことが無い人は非常に多いです。
主な理由としては以下の2つ。

・「英語の音」そのものがうまく聴き取れない
・「話している英文の意味」が理解できない

まずは、こうした「苦手な理由」についてまずは把握するところからスタートしましょう。
そして、苦手な理由に対してピンポイントで解決策を実行します。

それぞれの対処法についても見ていきましょう。

「英語の音」そのものがうまく聴き取れない

これは、英語を聞くことに慣れていないということが原因として挙げられます。
その場合は一単語ずつ繰り返し聞き、少しずつ発音や区切りなどに慣れていく必要があります。

「読み上げられる英文が頭に入ってこない」「何と言っているのか分からない」といった悩みを抱えている人は、この「一単語ずつリスニング」を意識して練習・学習してみてください。

「話している英文の意味」が理解できない

読み上げられる英文自体は聴き取れているものの、頭の中ですぐに意味が変換されずに理解する前にどんどんリスニングが進んでしまうという人もいますよね。
この場合は英文そのものを素早く認識する練習と、速いスピードの読み上げに慣れておくことが大切です。

「英文を読んですぐに理解する」「自分で声に出してすぐに理解する」「早い読み上げに慣れながらすぐに理解できるようにしていく」など、こうした対策で読み上げられている英文の意味を素早く理解できるようになっていきます。

これらのことから分かるように、苦手意識を克服するにはそもそも苦手と感じる理由について認識することが重要です。

その理由に応じて対策を練ることが効果的であるわけですから、まずは今一度自分自身を見直し、リスニングに対する苦手意識の心理を考えてみましょう。

リスニングが上達するためのステップ・勉強法

リスニングはコツ次第で飛躍的に上達する科目です。そのため、ぜひ諦めずに積極的に学んでほしい科目でもあります。
具体的にどのような上達ステップや勉強法があるのでしょうか。

素材の活用

リスニングテストに関連する教材やソフトウェアなどの活用は基本です。
しかし、「お金がかかるのから」「面倒だから」と実践できずにいる人は少なくありません。

毎日のリスニングを習慣化することで、音や発音に慣れ、英文の意味を理解しやすくなります。
基本的に自分に合った素材を選ぶことが大切ですが、「英語の後に日本語が流れる」というタイプは好ましくありません。

自分で意味を考え、理解する練習をするわけですから、英語の後に日本語が流れてすぐに答えが分かってしまうものは適していません。
「英語のみ」の素材を選ぶようにしましょう。

場面の認識・理解

リスニングテストでは、事前に該当する場面の情報や背景情報などを把握します。

いきなり音声を聴くことからスタートするのではなく、イラストやタイトルなどからどのような場面なのか、どういった背景となっているのかなどをイメージしてみましょう。

意味の理解

まずは1回だけ聴いてみて、その英語の意味を考えてみます。
テストではないため、時間をかけてじっくりと考えてもOKです。
自分なりに考えた意味を一旦書き出して2~5回繰り返し聞いてみましょう。

本当に自分が考えた意味で合っていそうか、自分の考えた意味と繰り返し聞き直してみた際の認識に異なる部分や違和感はないかなどをチェックしていきます。

音の理解

リスニングにおいて難しいのが「発音」の認識・理解です。

文章として書かれている場合と、音声として聴いた場合とでは、同じ単語・英文であっても認識のしやすさに差が出ることは珍しくありません。
これを克服するには「音」を理解する必要があります。

理解できていない発音部分を繰り返し聞き、理解できるようになるまで続けます。
個人差はあるものの、早い人で10回繰り返し聞けばある程度判別できるようになります。
「10回以上繰り返し聞く」ということを目安に取り組んでみましょう。

テキストの確認・比較

教材のテキストを読み、リスニングでの自分の認識やイメージと差がないかを確認します。
どのような内容だったのか、認識している内容と照らし合わせて大きなズレが生じていないか見てみましょう。

もし、全く異なる内容を認識していて、関係のない話題として認識していた場合には、聴いた英文を間違って解釈しているということになります。
大きなズレが生じてない場合は、精度が増すまで繰り返し練習を重ねましょう。

テキスト×音の確認

音声を聴きながらテキストを読んでいきます。聴いた際に認識した単語とテキストの単語が一致していない場合は、判別できるようになるまで繰り返し聞いてテキストで確認します。
まずは1回聴き流しながら不一致部分をチェックし、2回目以降で入念に聴き直していきましょう。

最後に音読

最後は仕上げとして音読をしましょう。
「読む」「聴く」「声に出す」の3段階のステップは、確実に身につく効果的な苦手克服法。
特に「声に出す」という行為は、自分で理解し、記憶しやすくするため積極的に行った方が良い勉強法でもあります。

ただし、目にした英文をただ読んでるだけではただの発声練習になってしまうため身につきません。
声に出しながら意味をイメージし、正しい発音で、場面をイメージしながら音読することが大切です。
日ごろから聴いているリスニング教材のトーンやテンポなどを意識するとなお良いでしょう。

どういう教材を使えばいいか

リスニング関連の教材は現在非常に数多く存在しています。
良質なものから品質の悪いものまで様々な教材が存在するため、購入する前に慎重な教材選びが必要です。
主におすすめできる教材の特徴は以下の3つです。

・英語の後にすぐ日本語が流れない教材
・過去のセンター試験のリスニングテストの音声を取り扱っている教材
・リスニング対策アプリ

これらが、リスニングテスト対策や克服におすすめです。
教材選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

センター試験のリスニングは時間配分も大事!

センター試験のリスニングは時間配分も重要です。
1つの問題に執着してしまうといつの間にか大幅なタイムロスになってしまうこともあるため具体的な時間配分方法やそれぞれの配点、進め方などについて見ていきましょう。

配点や時間配分のコツ

センター試験における英語の科目は大学によって若干異なりますが、主に筆記が200点満点、リスニングが50点満点の配点となります。

リスニングの配点は低いように見えますが、リスニングを苦手とする人は多いため、ライバルと差をつけるポイントでもあります。
得意な分野にしておけば、大幅な加点が期待できますし、筆記のミスや失点のカバーにもつながります。

特に「長文読解」「要約」などの問題は配点が5点以上と高めなので、積極的に対策しておくことをおすすめします。

まとめ

今回はセンター試験のリスニングが苦手…という方のために「克服するコツ」についてご紹介しました。
しかし、即効で改善することは難しいため毎日コツコツと繰り返し練習・学習することが重要です。
自分に合った方法を選んで、分かりやすい教材を活用するなどして自分のペースで練習・学習を重ねていきましょう。

また、リスニングは習慣化することが大切なので、練習を忘れてしまわないよう、「寝る前」「起床直後」「昼休み時」など、毎日決まった時間にリスニングの練習をすることをおすすめします。



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