【大学受験】身に覚えあり?シーン別大学受験生あるある
受験が近づくほどナーバスになる人も多いでしょう。それが原因で受験生同士の人間関係が悪化することも少なくありません。そんな受験生のあるあるエピソードを紹介します。
受験生あるあるエピソード:学校編
まずは、学校における受験生あるあるエピソードを8つご紹介します。
試験前に「勉強やってない」アピールする人ほど勉強をやっている
定期試験や模試の前に、周囲にアピールするように「ほとんど勉強やってないよ~」などと言う人の言葉を鵜呑みにしてはいけません。なぜなら、勉強をやっていないアピールをする人ほどよく勉強しており、周囲より高い成績を上げることも多いからです。
ただ、試験の結果は必ずしも勉強量に比例するわけではありません。そのため、万が一試験の成績が悪かったときに備えて、予防線を張っている節があります。
テスト後に「できなかった」と嘆く人ほど好成績
上記の別バージョンがテスト直後に「できなかった」と嘆く人です。実際には、意外と好成績を挙げています。このタイプは、さらに2種類のタイプに分かれる傾向です。
・1.手ごたえはあったが、万が一結果が悪いと困るので予防線を張っている
・2.本気で「思うように解けなかった」と思っている
以上のうち、2のタイプは自分に高いハードルを課している可能性が高いでしょう。周囲から見れば、好成績でも本人は「まだまだ」と思っていることもあります。
授業中に居眠りが増える
居眠りが増えることは、よくない傾向です。しかし、受験が近づくにつれて学校の授業中に居眠りをする受験生は多くなります。受験勉強も大詰めになると受験生の勉強量は、大幅に増加するため、睡眠時間を削って勉強する受験生も多いでしょう。
また、大学受験の塾や予備校は、22時ごろまで授業があるケースもあるため、それから帰宅してすぐに寝ても睡眠時間は削られます。そういったしわ寄せで、学校の授業中に眠気を我慢できない受験生が多いのです。
ノートをきれいに取ることに集中しすぎて内容が頭に入らない
同様によくない傾向として、ノートをきれいに取ることに集中しすぎて授業の内容が頭に入らない受験生も多く見られます。まじめで几帳面な人に、そのような傾向があるようです。きれいにノートを取っているのに成績が伸び悩んでいる人は、ノートを取ること自体が目的になっている可能性があります。
思い当たる節があればそこを改めたほうがよいでしょう。
みんなで試験のヤマをかけたら当たってみんなハッピー
受験生同士が模試などの試験でヤマを掛け合う(出題されそうな問題を予測する)ケースがあります。その結果、ヤマが当たってみんながハッピーになるほほえましいシーンもあります。
ハイレベルな進学校では相互扶助の精神がある
有名進学校などハイレベルな進学校では、生徒同士がお互いに助け合いながら自らの学力アップを図る相互扶助の精神があります。生徒は、入学直後から大学受験までお互いの得意科目を教え合うなどの協力体制を取り続け、それぞれが難関大学にも合格できる実力を身につけていく傾向です。
部活引退後急に成績を上げる人が多い
高3前半まで運動部などの部活動に熱心だった人には、引退後急激に成績を上げるケースも少なくありません。部活に熱心な人は、もともと高い集中力の持ち主が多い傾向です。引退後は、その集中力をすべて勉強に向けて猛烈なスパートをかけてくるため、成績が上がりやすくなります。
仲良く教え合っていたもの同士が急によそよそしくなる
以上のケースとは逆に、お互い協力しながら勉強してきた受験生同士が急によそよそしくなる場合もあります。「成績が下位だった受験生が急に成績を上げてグループ内のパワーバランスが崩れた」など理由はさまざまです。
受験生あるあるエピソード:塾・予備校編
塾や予備校では、学校とは別の受験生あるあるエピソードが見られます。
浪人生と現役生の間にある壁は厚い
大学受験に失敗した経験がある浪人生と、大学受験未経験の現役生では、かなり温度差があります。それを裏付けるように、塾や予備校で浪人生と受験生が交流する様子は、ほとんど見られません。
予備校に通っていることを隠しているつもりが予備校でばったり
授業がレベル別になっている予備校の場合、予備校に通っていることを周囲に隠す受験生もいます。しかし、予備校で同級生や後輩にバッタリ出会って自分のレベルもバレてしまうケースも少なくありません。
特定の高校の生徒ばかりが集う塾や予備校がある
塾や予備校の中には、地方のトップ校や中高一貫私立高などの生徒を専門に教えているところもあります。ただ、最新の受験情報を豊富に持つ大手予備校に行く受験生も増加傾向です。
人気講師の授業に受験生が殺到する
予備校では、人気講師の授業に受講希望の生徒が殺到します。その多くは、ネットなどで評判の人気講師です。しかし、全国的には無名でも地元限定で受験生や保護者の口コミ評判が高い講師もいます。
チューターと仲良くなる受験生は効率的に受験情報を集められる
多くの予備校では、個々の受験生に情報提供やアドバイスを行うチューターをつけています。チューターと仲良くなれる受験生は、チューターを通して収集に時間がかかる受験情報を素早く集めることが可能です。それによって受験勉強に集中しやすくなります。
受験生あるあるエピソード:家庭編
最後に、家庭における受験生あるあるエピソードをお伝えします。
勉強中に口寂しくなってついお菓子をつまんでしまう
受験も大詰めになると、勉強のために家にこもることが増えます。家では、お菓子に手を伸ばしやすいため、口寂しさからついお菓子をつまんでしまう受験生が多い傾向です。それが理由で受験本番までに太ってしまう受験生もいます。
成績が下がると親に模試などの情報を知らせない
家に受験生がいることで、親子関係が悪化する場合も。その大きな要因に、受験生が学校や模試の成績を親に隠すことが挙げられます。しかし、受験生の成績は、保護者面談や3者面談で学校や予備校から親に知らされるため、隠しても意味がありません。成績が悪くても、隠さずに話したほうが親の協力を得られやすいでしょう。
親に勉強しろと言われるほどやる気をなくす
一方、受験生の親にありがちな行為として、子どもに「勉強しろ」と言うことが挙げられます。しかし、受験に勉強が必要なことは受験生自身が一番よく知っており、改めて親に言われると反発心からかえってやる気をなくす人が多いため、注意が必要です。
模試などの直前に以前の自分を叱りたくなる
受験生の中には、模試などの直前に自分を叱りたくなる人もいます。「あのとき、さぼらずに勉強すればよかった」など、雑念が入ってテストに集中できない受験生もいるのではないでしょうか。しかし、受験本番以外の試験は自分の弱点を見つけるツールと考え、受験本番までにその弱点をなくせば問題ありません。
計画を立てただけで満足してしまう
受験勉強の計画を立てる受験生は多い傾向ですが、中には計画を立てただけで満足してしまう人もいます。しかし、物事の多くは計画通りにはいきません。粗削りでも状況に応じて、柔軟に変更できる計画を立てるのがおすすめです。
掛け声だけの「明日から頑張る」が常態化する
受験勉強は、長期戦となるため、中だるみを起こしがちです。そんなときは、掛け声だけの「明日から頑張る」が常態化しやすくなります。その傾向がある場合は、今日中に頑張ることを1つ決め、1日の終わりまでにそれだけは完遂する習慣をつけたいところです。
勉強しなければいけないときほど逃避行動に走る
受験が近づいてより一層勉強しなければいけないときほど、ゲームやSNSなどに手を出す逃避行動に走りがちです。しかし、時間を決めて楽しみ、時間が来たらきっぱりやめることができればストレス解消の方法としてアリでしょう。
受験生はみんな悩みながらも合格を手にしている
大学受験の準備期間は、何かとナーバスになりがちですが、それはどの受験生も同じです。みんな悩みながらも前を向き、最後に合格を手にしています。長い受験準備期間の間には、調子が出ないことがあっても当然です。
そんなときは、受験生同士で盛大に愚痴をこぼしたり、度が過ぎない程度に逃避行動に走ったりするなどの息抜きを行いながら受験本番までがんばりましょう。