【予備校比較ガイド】四谷学院って、どんな予備校？特徴と注意点を徹底解説！

四谷学院とは

四谷学院は昭和48年に東京都新宿区の四谷で創立された塾です。平成3年以降は横浜や千葉、大宮など、さまざまなエリアに教室を開校していきました。

2020年2月現在、四谷学院が運営する大学受験予備校は全国に29校舎あります。すべての校舎は駅から近いというメリットもあるので、通いやすいことから多くの人が入学しています。

四谷学院のオリジナルの特徴

学力アップを狙うなら、授業内容を完璧に理解することが欠かせません。ただし、予備校の授業は大人数に対して行われているのが一般的です。そのため、それぞれの科目は個人のレベルに合わせて展開するものではないことから、個別で質問などをしない限り、疑問点や間違えたところがいつまでも放置されてしまう恐れがあります。
四谷学院では、理解力と解答力のふたつを強化する「ダブル教育」のシステムを取り入れているので、志望校に合格するために必要な学力を着実につけていくことが可能です。

ダブル教育

四谷学院のダブル教育は、「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」のふたつが柱となっている教育方法のことをいいます。ダブル教育を行うことによって、自分の学力に合ったやり方で確実なレベルアップが実現し、志望校に合格するために必要な学習のペース配分がつかみやすくなります。

科目別能力別授業

四谷学院では授業で疑問点などがそのまま残ることのないように、「科目別能力別授業」を導入しています。このシステムを取り入れることによって、生徒は自分の得意・不得意に合わせて、レベルに応じた授業を受けることができます。

また、一般的な予備校の場合は、志望校や習熟度別にクラス編成を行う点が特徴のひとつです。この方法でクラス編成を行っている予備校では、「優秀な生徒から刺激を受けることで学習に対する意欲が高まり、学力がアップしていく」という期待が込められているケースが多く見られます。しかし、志望校などを基準にしたクラス編成で学力アップや知識の定着などの効果が見られるのは、一部の優秀な生徒に限定されるケースがほとんどです。

四谷学院のように科目ごとの習熟度に着目してクラス編成をすれば、無理なく少しずつレベルアップできるので、授業についていけなくなる心配もありません。学習を続けていく中で「レベルが上がった」と感じた場合、月に1度のレベル診断テストを受けて合格すれば、ひとつ上のクラスにレベルアップもできます。

55段階個別指導

授業は理解できていても、それだけではテストで良い点を取ることはできません。四谷学院では「55段階個別指導」を行うことによって授業で得た知識を定着させて、解答力アップにつなげていきます。

55段階個別では生徒が問題を解き、それを講師がその場でチェックしたうえで、分からなかったところは個別指導をしてくれます。この指導法により、志望校に確実に合格できるだけの力をつけていけるのが四谷学院の強みです。この個別指導は中1レベルから始まり、最終的には東大レベルの難易度になるので、すべての受験生に対応しています。

四谷学院の料金（学費）について

四谷学院の学費は、学年やコースによって細かく変わってきます。ここからは、四谷学院の学費について紹介していきます。（料金はすべて消費税込みです。）

高校2年生・1年生コース

高校2年生・1年生コースでは、33,000円の入学金がかかります。次に、授業料は、1週間あたりに何コマ受講するかによって変わってきます。ここでは、2020年4月～翌年3月までの授業料について見ていきましょう。

・週1コマ…【全納】109,800円
・週2コマ…【全納】219,600円
・週3コマ…【全納】331,200円

このようにコマ数が増えていくと、割引がきいて1コマあたりの授業料は少しずつ安くなっていきます。加えて、週7コマ以上の授業回数になると得割として20％の割引がききます。具体的には、週7コマは515,520円、週8コマでは576,000円です。ここに29,880円の諸経費を加えたものが授業料です。

さらに、英単熟語（10,500円）やライティング（5,000円）などの55段階オプションをつけると、苦手分野の強化にもつながります。

高校3年生コース

高校3年生コースの場合、入学金は30,000円です。このコースの授業料は4月～翌1月で、授業が全29回の場合です。ただし、全納と分納のどちらを選ぶかによって料金は変わってきます。

・週1コマ…【全納】110,200円
・週2コマ…【全納】217,500円円
・週3コマ…【全納】316,100円

このように、全納で授業料を支払ったほうが学費は安くなります。ここに、諸経費（29,000円）や、必要に応じて55段階オプションを加えた金額が高校3年生コースの学費です。

高校卒業生コース

2020年度の場合、高校卒業生コースの入学金は100,000円です。また、このコースでは授業料が志望校のレベルによって細かく分けられています。

・国公立理系（4・5教科型）　【全納】642,000円
・私立医学部　【全納】632,000円
・国公立文系（4・5教科型）　【全納】637,000円

ここに諸経費や特設ゼミ、単科ゼミなどの費用を含めると高校卒業生コースの学費が計算できます。

四谷学院に向いている人

予備校選びで悩んだときには、自分の性格や勉強の進め方を正しく把握したうえで決定することが欠かせません。ここでは、四谷学院に向いている人について紹介します。

得意・不得意を見極めたうえで勉強を進めていきたい人

ハイレベルの大学を受ける場合でも、「国語は得意だけれど、数学は苦手」など、個別の事情を抱えているケースは少なくありません。科目によって得意・不得意がはっきりと分かれている人は、四谷学院に適しています。

確実にレベルアップをしていきたい人

現時点での学力では志望校に合格することが難しかった場合でも、簡単に志望校を変更するのは得策とはいえません。四谷学院のダブル教育を受けると確実に学力アップにつなげることができるので、志望校合格にぐっと近づく可能性が高いといえます。

まとめ

四谷学院は、理解力と解答力を重視したダブル教育が大きな特徴の予備校です。特に、科目ごとの得意・不得意がある場合には、四谷学院独自のシステムで苦手を克服して、志望国合格を目指しましょう。

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