塾の夏期講習とは?日程や値段、夏期講習だけでも通えるのかを徹底解説!
チラシが入っていたり、周りの話を聞いたりして「塾の夏期講習ってどんな感じなの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
そこで今回は、塾の夏期講習の日程や値段、夏期講習だけでも通えるのかなどについてまとめました。
先に結論だけお伝えすると、 塾の夏期講習は文字通り夏休み期間中に実施され、値段は1講座約20,000円、もちろん夏期講習だけの受講も可能です。
しかし申し込み期限は夏休み前に設定されている塾が多いので、早めに申し込みをしておく必要があります。また受講する講座の数によっては、夏期講習の費用が10万円を超えることも珍しくありません。
記事を最後までチェックすれば、塾の夏期講習に関する疑問がひと通り解決して、スムーズに塾選びを始められますよ。
塾の夏期講習とは?
塾の夏期講習とは、夏休み期間中に実施される、通常期間とは異なる講習のことです。
具体的には、授業回数が通常よりも増えたり、学習を先に進めるのではなく1学期の復習をしたり、授業が夕方からではなく午前中から実施されたりといった点で通常期間と異なります。
ここでは、塾の夏期講習の日程・スケジュール、値段・料金について詳しく解説します。
塾の夏期講習の日程・スケジュール
塾の夏期講習の実施日程は、当然塾によって異なります。最も多いのは夏休みが始まってから夏休みが終わるまで、みっちりと夏期講習を実施するパターンです。
進学塾ですと、夏休みが始まる少し前から夏期講習がスタートするケースも多いです。
塾によっては、夏休みを前半と後半に分けて、前半1週間後半1週間のような短期型で実施しているところもあります。また夏期講習を実施せず、1学期と同じ日程で授業を実施する塾もあります。
以下、大手塾の夏期講習日程を表にまとめました。
塾名 | 夏期講習の日程 |
7月6日〜8月30日 | |
6月2日〜8月31日 | |
7月20日〜9月1日 |
※日程は2023年夏期講習のものを記載。
通常期間中ですと、塾の授業は学校が終わる夕方から夜にかけて実施されます。一方夏期講習期間中は、午前中や昼頃から授業が始まるケースが多いです。
特に部活を引退した受験生は、毎日午前中から塾に通う方が多いです。仮に授業がなくても、自習室にこもって受験勉強をします。
塾の夏期講習の値段・料金
塾の夏期講習にかかる値段・料金は、1講座あたり約20,000円です。
「合計でいくらかかるかを知りたい」と考える方も多いでしょう。しかし塾では講座をいくつ受講するかを自由に決められるので、人それぞれ夏期講習の値段・料金は異なります。
よってまずは1講座あたりの値段・料金を知り「うちの場合はこのくらい講座を取りたいから〜」のように考える方法がおすすめです。
以下、大手塾3校の夏期講習にかかる値段・料金一覧です。
塾名 | 夏期講習にかかる値段・料金 |
80分授業×6コマで17,900円 | |
90分授業×5コマで19,250円 | |
60分授業1コマで1,530〜2,736円 |
塾によってどんな授業を受けられるのか、申し込み期限はいつまでなのか等が異なるので、上記表より気になる塾をクリックして、ホームページを確認してみてください。
塾の夏期講習にかかる費用については、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:塾の夏期講習費用(料金)平均は約2万円!個別指導塾と集団塾の違いや高い費用を安く抑えるコツ!
塾の夏期講習では何を学ぶ?
塾の夏期講習で学ぶ内容は、大きく以下の4つに分けられます。
- これまで学習した内容の復習
- 2学期以降の学習内容の先取り
- 苦手科目、単元の対策
- 受験対策
上記のうち1つだけを進めていく塾もあれば、複数を同時並行で進める塾もあります。それぞれ詳しく見てみましょう。
これまで学習した内容の復習
高校1〜2年生の通常クラスで多いのが、これまで学習した内容の復習です。特に1学期に学習をした内容の復習が多いです。
ちなみに1年間の総復習は、学年の変わり目である春休み、春期講習にて行われます。
学校の授業はどの科目も、既に習ったことを覚えている前提で進んでいきます。1つでも単元で躓いてしまうと、その後の単元の難易度が大きく上がります。
結果として、苦手科目が増えるなんてことになりかねません。
1学期に習った単元を総復習することで、2学期の授業もスムーズに理解できるようになります。
どちらかと言えば勉強が苦手な方には、復習型の夏期講習がおすすめです。
2学期以降の学習内容の先取り
成績の良い特別クラスや受験生クラスに多いのが、2学期以降の学習内容の先取りです。
最初の数回で1学期の復習を済ませ、その後は授業の先取りをします。
学校で習う前に塾で先取りをしておくことで、2学期からの学校の授業が「復習」になります。
よって学校の授業が理解できず置いていかれるどころか、深い内容まで理解しつつ、場合によっては2学期中に3学期の学習内容まで予習を進めるといったことも可能です。
受験生の場合は夏休みにこれまでの学習内容の復習をしておくことで、本格的に受験対策をスタートできます。
苦手科目、単元の対策
個別指導塾や東進ハイスクールのような映像授業型の塾では、夏期講習で苦手科目・単元をピンポイントで復習できるケースが多いです。
苦手科目や単元は、人によって異なります。よって余程難しい単元でない限り、集団塾ではピンポイントで重点的にその単元について授業をすることはできません。
しかし個別指導塾や映像授業の場合は、周りを気にすることなく、自分が苦手とする科目や単元について学べます。
成績を伸ばしたり、志望校への合格を掴み取るためには、得意を伸ばすことよりも苦手をなくすことの方が大切です。
得意科目を95点から100点に伸ばすよりも、苦手科目を60点から80点に伸ばす方が簡単です。にもかかわらず、後者の方が点数の伸び幅は20点と大きいです。
極端に苦手な科目や単元があると分かっている方には、苦手科目・単元の対策ができる塾をおすすめします。
受験対策
塾やクラスによっては、夏休みのうちから本格的に受験対策をスタートします。過去問を解いたり、志望校別に頻出パターンを学んだりします。
また先ほど紹介した「苦手科目、単元の対策」も広い意味では受験対策です。
夏休みの段階では、志望校の過去問を解いても合格ラインには届かない方が大半でしょう。過去問を解いて解けなかった単元を、これから約半年かけて解けるようにしていきます。
塾の夏期講習に通うメリット
塾の夏期講習に通うメリットは以下のとおりです。
- 気軽に塾を体験できる
- 学習習慣を作れる
- 自習室等を活用できる
夏期講習には入塾金等の費用がなく、新規でたくさんの方が通い始めます。よって「塾が気になっているけどなかなか入会する勇気がない」という方が塾を体験する絶好の機会です。
また夏期講習で毎日のように勉強をすれば、仮に夏期講習だけで塾を辞めてしまったとしても、学習習慣が身につきます。全く勉強せずにいると「なんだか気持ち悪いな」という感覚になることでしょう。
自習室も使い放題なので、自宅だと漫画などの誘惑に負けてしまうという方にもぴったりです。 塾の自習室だと、疲れて顔を上げると頑張っている仲間の背中が見えて「私もまだまだ頑張らなきゃ」という気持ちになります。
塾の夏期講習に通うデメリット
塾の夏期講習に通うデメリットは以下のとおりです。
- 費用がかかる
- 負担が増える
夏期講習でも当然費用はかかります。コマ数によっては、通常期間よりも費用がかかってしまうかもしれません。
しかし 授業をいくつ受講するかは自由に決められるので、その辺はあまり心配する必要はありません。また入塾金が無料になるなど、夏期講習ならではのメリットもあります。
コマ数を増やし過ぎてしまうと、生徒にとって大きな負担となるかもしれません。部活と塾の両方をこなそうとしている方は特に注意が必要です。
他の生徒がどのくらいのコマ数を取っているかなどは気軽に相談できます。最初から無理をしすぎると続かないので、無理のない範囲で受講することが大切です。
塾の夏期講習に通うデメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:塾の夏期講習は意味ない?後悔した人の声や受けない場合の断り方を紹介!
塾は夏期講習だけでも通える?
結論、塾は夏期講習だけでも通えます。
夏期講習を受講してみて、2学期以降も受講を継続しても良いですし、夏期講習だけで辞めてしまうのも自由です。
塾には毎年夏期講習や冬期講習だけ受講をしている方もいます。
塾をお試しで体験したい方や、塾に興味はあるが通年で通うほどではないと考えている方には、塾の夏期講習はぴったりです。
夏期講習は塾側にとっても、新規で入塾者を獲得するチャンスです。よって通常期間より授業料が割安だったり、2学期以降の入塾金が無料になったり、様々な特典を受けられます。
塾に少しでも興味があるのでしたら、この機会に夏期講習を受講してみましょう。
おすすめの塾・予備校については、オススメ予備校一覧ページにて詳しくまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
塾の夏期講習の日程や値段、夏期講習だけでも通えるのかなどについて解説しました。
塾は、夏期講習だけでも通えます。しかし日程や値段は塾によって異なります。よってまずは気になる塾のホームページにアクセスをして、夏期講習の日程について確認してみましょう。
値段については、ホームページには掲載されていない場合が大半です。本記事でも値段については触れていますが、より詳細な値段を知りたいのであれば、塾にお問い合わせをしてみてください。
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