弱点克服に効果的!大学受験模試のおすすめ復習法を大公開!

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大学受験を控えている受験生の中には、なかなか成績が伸びずに不安が募っている方も多いのではないでしょうか。そのような悩みを抱える受験生には、模試の復習を丁寧に行なうことをおすすめします。

本記事では、弱点克服の鍵を握る効果的な大学受験模試の復習方法や手順、模試の復習ノートを作成するメリットなどを詳しく解説しています。

本記事を読むことで模試の活用方法がわかり、志望校進学を叶える手助けとなるでしょう。

大学受験の模試の復習が大切である理由

模試を受けっぱなしにしている受験生や、丸付けをしただけで終わってしまっている受験生も多いのではないでしょうか。

模試を有効活用して成績アップにつなげるには、しっかりと復習を行なうことが大切です。ここでは、模試の復習が大切である理由を3つ紹介します。

弱点の把握につながる

模試は志望校への合格可能性を測るためだけでなく、自分自身の弱点を明らかにする貴重な機会でもあります。復習を行なうと、今まで気づかなかった苦手分野が見つかり、早めの克服につながります。

得点の低かった科目や間違えた問題に印をつけ、なぜ間違えたのかを考えることが大切です。その情報を元に苦手分野の学習計画を立てましょう。

学習計画の立て直しにつながる

模試を受けて弱点や改善点を見つけたら、自分の学習計画を見直すことが大切です。模試の結果は、その学習計画の立て直しに大いに役立ちます。

受験勉強は時間が限られているため、計画性を持って学習を進められるかどうかが受験の結果を左右します。

学習計画を立てる際に自信が持てない場合や迷ったときは、学校の先生や予備校の講師に相談し、アドバイスをもらうのも効果的です。

大学受験の模試の復習手順

では、具体的にどのように復習を行なっていけば良いのでしょうか。ここでは、模試の具体的な復習手順を紹介します。

まずは自己採点

大学共通テストを受験する場合は、自己採点の結果によって受験する大学を決定します。自己採点の正確性を向上させるためにも、模試のあとは自己採点をする習慣をつけましょう。

また、受験後すぐの復習が学力の向上につながります。時間が経つと記憶が薄れてしまうため、できるだけ早めに自己採点して復習を始めましょう。

得意分野と苦手分野を明確にする

模試を受けると、多くの場合、間違えた問題や得意・不得意分野が記載された成績表が配布されます。

これらは、自身の得意分野と苦手分野を明確にするための貴重な情報源であり、一人で解き直す際に気づかなかった強みや弱みが浮き彫りになるかもしれません。
その後は、苦手分野を克服するための計画を立て、学習に取り組みましょう。

苦手分野から優先的に復習する

最初に復習に取り組んだ教科と最後に取り組んだ教科では、記憶の定着や理解度などに必ず差が生まれます。
そのため、優先順位をつけ、苦手な教科から学習を始めるのがおすすめです。

模試の解き直しにおいて見つけた苦手な項目は、模試の復習ノートやメモ帳などに記録しておくと次回の模試の準備に役立ちます。

間違えたところは理解するまで解説を読む

模試の受験後は、間違えた問題の問題文と解説文を読み、なぜその答えになるのかを理解しましょう。模試の問題は実際の受験範囲であり、理解があやふやな箇所をなくしていくのが得点アップの鍵です。

復習は模試を受験した直後に行なわないと、問題の内容を忘れてしまい、復習に余分な時間がかかってしまいます。そのため、できれば模試当日中に解答の把握を行ないましょう。

間違えたところは自力で解けるまで練習する

模試の復習において、肝心なのは解答・解説を見るだけで終わらせないことです。間違えた問題は、自分で解けるまで練習しましょう。

これによって自分の理解が不足している分野を特定し、効率の良い学習につながります。

模試を受けた当日か翌日から解き直しを始め、最大で1週間以内にはすべての問題を解き直している状態が理想です。

【教科別】大学受験の模試の復習方法

模試の復習方法は、科目によっても異なります。ここでは、英語と国語、数学、理科、社会の科目ごとの復習方法を具体的に解説します。

英語の模試の復習方法

英語の復習ではまず、模試で出てきた英単語や文法を見直し、覚えていない単語や理解が浅い文法を特定しましょう。

覚えていなかった単語や文法はリストアップし、意味を調べて自分なりの単語帳を作成するのがおすすめです。

また、解答と解説を丁寧に確認し、特に文法問題は解説を読み込んで理解を深めましょう。似たような問題を問題集を用いて練習すると、知識が定着しやすくなります。

長文読解に関しては、全文和訳する必要はなく、ポイントを把握することが重要です。内容一致問題では、誤答の理由も記録しておきましょう。

これによって英文読解のスキルが向上し、得点アップが期待できます。

国語の模試の復習方法

国語の長文読解を復習する際は、まず文章全体の構造を理解しましょう。

文章を読む際は、文章中の指示語や接続語などにアンダーラインを引くと、文章の構造やポイントが見やすくなります。

漢字や四字熟語の暗記が必要である場合は、リストを作成して見やすいようにまとめましょう。

古文や漢文が苦手な場合は、知識が不足している箇所を洗い出し、漢字の練習と同様に単語や文法をリスト化します。また、古文や漢文を現代語訳すると、読解スキルを高められるためおすすめです。

数学の模試の復習方法

数学の場合は、模試の問題を再度解くことから始めましょう。

間違えた問題や苦手意識がある分野は、解答と解説を参考にしながら再挑戦して解き方を理解します。

そして、似たような問題を問題集で解き、応用力を高めましょう。

どうしても理解できない部分には印をつけ、先生や予備校の講師に質問できるようにしておくのがおすすめです。

なお、復習はわからなかった問題だけでなく、計算ミスした問題も見逃さないことが大切です。計算ミスをしてしまった原因を特定することで、ミスを繰り返すのを防げます。

理科の模試の復習方法

理科の模試の復習ポイントは、暗記分野と計算分野に焦点を当てて行なうことです。

暗記分野に関しては間違えた問題を整理し、重要語句と共に出される関連事項もまとめておきます。

知識不足を感じる場合は、関連する教科書や参考書を利用してその分野を復習しましょう。

物理のように計算問題が出題される科目については、理解できるまで解答を読み、自力で解けるようになるまで練習しましょう。

社会の模試の復習方法

社会で高得点を狙う鍵は知識量です。

特に正誤問題を復習する際は間違った選択肢にも焦点を当て、なぜ間違っているのかを説明できるまで理解を深めましょう。理科同様、重要語句と共に出される関連事項をまとめておくことも大切です。

模試の復習ノートの作成は意味がないといわれる理由

学校で使用している授業ノートと模試の復習ノートは、使用する目的が違うため、使い分けるのがおすすめです。

授業ノートは、授業中に学んだ新しい知識を整理するために使われ、知識の蓄積につながります。一方模試の復習ノートは、誤答した問題や理解が乏しい分野をまとめて、弱点を克服するためのツールです。

復習ノートを作成すると、自身の弱点や克服すべきポイントを明確に把握できますが、復習ノートの作成は意味がないといわれることがあります。

模試の復習ノートの作成に意味がないといわれるおもな理由は、以下の2つです。

ノート作成に時間がかかる

復習ノートの作成には時間がかかり、その時間を別の学習にあてることが可能です。

模試の解説書には丁寧な解説が書かれており、復習ノートを作成しなくても解説書をベースにして復習を行なえます。

模試の解説書がきれいにまとまっている

模試の解説書はきれいにまとまっており、問題も含まれていることが多く、これを利用すれば十分な学習ができるという意見もあります。

必要に応じて付箋やマーカーなどを活用すると、自分でノートを作成するよりも効率良く学習を進めることが可能です。

模試の復習ノートを作成するメリット

模試の復習ノート作成が不要だという意見もありますが、作成するメリットもあります。ここでは、模試の復習ノートを作成する3つのメリットを紹介します。

自分の苦手分野に特化した参考書になる

模試の復習ノートは、自分の苦手分野に特化した参考書として役立ちます。

復習ノートに正解できなかった問題や理解できていなかった問題を書き込むと、自分の弱点にフォーカスした学習が可能です。復習ノートを活用して苦手問題をじっくり解き直すことで、効率的に弱点を克服できるでしょう。

同じ間違いを繰り返すのを防ぐ

模試の復習ノートに記載された問題は、自身の弱点でミスしやすいものばかりです。同じ間違いを繰り返さないためには、問題を何度も解くことが大切です。

同じ問題を繰り返し解くことで、解答パターンや誤解の癖が明らかになり、次の模試や実際の試験での得点アップにつながります。

入試本番前に効率良く復習できる

入試本番前には、限られた時間で復習を行なう必要があります。

焦りが増す入試直前では、何を重点的に勉強すべきか迷うことがよくありますが、模試の復習ノートには自身の弱点や課題が明確に記録されているため、効率的な復習が可能です。

模試の復習ノートを振り返り、苦手分野を克服しているかを確認することで、入試本番に自信を持って臨むことができるでしょう。

模試の復習ノートの作り方

では、模試の復習ノートは具体的にどう作成したら良いのでしょうか。ここでは、復習ノートを作成する際のポイントを3つ紹介します。

間違えた問題をまとめる

復習ノートの基本は、間違った問題を抽出することです。

解けなかった問題やミスをした問題、正解しているものの理解が浅い問題などを集めて整理しましょう。

問題そのものを書き写してもいいですし、模試のコピーを使用しても問題ありません。

問題をリストアップする際は、それに対する解説やメモを書けるスペースを設けておくと充実したノートになります。

解き方や重要事項をまとめる

模試の復習ノートを作成する際には、答えだけでなく、問題に関連する重要な情報をまとめるのがポイントです。

単なる答えの記録ではなく、誤答の理由や理解不足の部分の解説、単語・文法、公式などの情報をノートに追加しましょう。

課題の洗い出しをする

自分の課題を洗い出すことは非常に重要です。

誤答や苦手な問題に対して、間違えた理由や苦手な箇所を徹底的に分析して記録しましょう。

たとえば、時間配分のミスや解答方法の誤り、体調不良、睡眠不足など、具体的な要因を自分の言葉で整理します。

このように自己分析を行なって自身の弱点や問題点を明確にし、改善策を考え出すことが成績向上への第一歩です。模試や受験本番に向けて、より効果的な対策を講じるために、課題の洗い出しは欠かせません。

模試の復習は時間がかかってあたりまえ!

模試の復習に時間をかけるのは、悪いことではありません。

むしろじっくりと復習を行なうことが重要で、解説を丹念に読み込み、問題を何度も解き直して理解を深めましょう。

たしかに、模試の範囲すべてを一度に復習しようとすると、多くの時間がかかります。特に国立大学を志望する場合、共通テストの受験科目数が多く、すべてを1日で復習するのは難しいでしょう。

その場合はすべての問題に時間を割くのではなく、自分がもう少しで理解できそうな問題を集中的に復習しましょう。これにより、学習効果を効率的に高められます。

まとめ

模試の復習は、弱点の克服や学習計画の立て直しなどにつながります。模試の受験後に時間が空いてしまうと記憶が薄れてしまうため、できるだけ早めに復習をするのがおすすめです。

また、模試の復習ノートを作成すると、自分の苦手分野に特化した参考書になり、ミス防止や入試前の見直しなどに役立ちます。

ノート作成に時間がかかる場合は、特定の科目のみをまとめたり解説書に直接書き込んだりなどの工夫をして効率良く学習を進めましょう。

いずれにせよ、模試の復習を通して得意分野と苦手分野を把握し、試験当日に向けた効果的な学習計画を立てることが重要です。

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