予備校でのコロナ対策とは? 授業で気をつけるべきこと

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全国的に新型コロナウイルスによる緊急事態宣言も解除され、さまざまな予備校や塾で対面授業が再開されています。とはいうものの、「予備校に通いたいけど、コロナウイルスが心配……」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、予備校や塾で実施しているコロナウイルス感染症予防対策の紹介やオンライン授業のメリット・デメリット、登校時や授業中に気をつけることについて解説していきます。

予備校や塾はどんなコロナ対策をしてるの?

予備校や塾では、新型コロナウイルス感染症のさまざまな予防対策を行っています。ここでは、どのような予防対策を行っているのか紹介していきます。

検温チェック

生徒・教職員ともに自宅や校舎入館時に体温を確認します。発熱が認められる場合は、登校・出勤はできません。生徒は自宅での受講もしくは休講となります。一般的には37.5度以上を発熱の基準としていますが、予備校によっては37度以上で発熱と判断されるところもあるようです。

マスクの着用

生徒・教職員・来校者にマスクの着用を徹底しています。マスクを着用していない場合は、入館ができないところもあります。マスクを着用していても、咳やくしゃみが頻繁にあったり、途中で体調が悪くなった場合は、受講途中でも退室となるケースもあるようです。また、顔を触る癖がある生徒にはマスクだけではなく、眼鏡の着用も勧めています。

アルコール消毒や手洗い

受付や各教室前にアルコール消毒液を用意し、こまめに手指の消毒や感染予防に有効な手洗いをするように促しています。また、机やイス、ドアノブなど高接触箇所は定期的に消毒しています。

三密を避ける

密閉・密集・密接の三密を避けた取り組みをしています。具体的には、定期的に窓や扉を開放して校内や教室内の換気を行う、教室では隣席と近くならないように机の間隔を開けて配置する、受付や対面式授業では透明なシートやアクリル板を設置して飛沫感染を防ぐなどです。

オンライン授業の提供

登校が可能になっても自宅での受講を希望する生徒を考慮し、授業のWEB配信や独自のオンライン学習教材の提供を引き続き行っている予備校もあります。オンライン授業については次の章にまとめました。

オンライン授業でもしっかり学べるの?

新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業を余儀なくされた予備校や塾は多いです。しかし本当にオンライン授業でしっかり学べるのかと疑問を持つ方もいるでしょう。ここからは、オンライン授業の種類やメリット・デメリットについて解説していきます。

オンライン授業の種類

オンライン授業は大きく分けると、リアルタイムで授業を配信する「ライブ授業」、録画された授業を生徒が好きな時間に視聴できる「録画配信」の2種類があります。

ライブ配信は決まった時間に学習することができるので、予備校での授業と大差なく、学習習慣を維持することが可能です。

録画配信は、わからなかったところは巻き戻したり、ノートを書く時に一時停止できるなどの特徴があるので、自分のペースで学ぶことができます。

どちらのオンライン授業も特徴が異なるので、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

オンライン授業のメリット

オンライン授業はパソコンやスマホ、タブレットがあれば、勉強する場所を選びません。自分の部屋だけでなく、リビングで勉強したり、気分転換にカフェで勉強したりすることもできます。また通学する必要がないため、出かける時間も勉強の時間に回せます。特に遠方に住んでいる方は、通学の必要のないオンライン授業の方が合っているかもしれません。

オンライン授業のデメリット

一方で、講師が近くにいないため、すぐに質問ができないというデメリットもあります。また切磋琢磨するライバルの姿をみることもないので、勉強のモチベーションが下がってしまうことも。予備校によっては、オンライン授業のあとに講師にメールで質問できたり、スタッフに相談できたりなど、サポートが充実しているところもあります。

登校時や授業中に気をつけるべき5つのこと

コロナウイルスは感染しないことも大事ですが、他人に移さないようにすることも重要です。予備校や塾での決まりがなくても、登校した際に気をつけたらよい点についてまとめました。

手洗いや消毒

教室に入る前に必ず手洗いや手指の消毒をしましょう。手洗いは、手の甲・指先・爪の間・指の間・手首など15~30秒間かけて洗うと効果的です。洗い終わった後は、清潔なタオルやハンカチ、ペーパータオルでよく拭き取って乾かします。手洗いができない場合は、アルコール消毒をすれば除菌もできて安心です。消毒液は指先から消毒するのがポイント。その後に手のひら・手の甲・指の間・手首に乾燥するまでしっかりすりこみます。また座席を利用する際は、着席前に自身で消毒してから着席することを習慣づけるとよいでしょう。

咳エチケット

咳やくしゃみが出そうになったらマスクやティッシュ・ハンカチで口や鼻を覆いましょう。何もしなかったり手でおさえたりすると、ウイルスが飛び散ったり手に付着する恐れも。万が一、これらのものがない場合は、上着の内側や袖で覆うことで飛沫をおさえることができます。

周りの人との会話

教職員や友人など周りの人と話す際は、できる限り距離をあけて真正面で会話することを避け、必ずマスクを着用しましょう。また大きな声で話すと周りに迷惑がかかるだけでなく、飛んだ唾からウイルスに感染するケースもあるため、適度な大きさで会話をすることが大事です。

体調不良

体調が優れない時は無理せずに授業を休むか自宅で勉強しましょう。また授業の途中であっても、少しでも具合が悪くなったら遠慮せずに講師や教職員に伝えてください。

ラウンジや休憩スペースの利用

ラウンジや休憩スペースは多くの生徒が利用します。なるべくほかの生徒と離れた席に座り、飲食時はマスクを外すことになるので無言で利用するなど、一人ひとりの配慮が重要です。座席利用前はもちろん、利用後にも次に利用する人のために机やイスを除菌しておくとよいでしょう。

まとめ

さまざまな予備校や塾で登校が再開されましたが、検温、マスクの着用、除菌を徹底する、三密を避けるなど、コロナ対策は万全。これから予備校に通いたいと思っている方も、安心して勉強に励むことができる環境が整っています。登校した際は、「気をつけるべき5つのこと」に配慮して行動しましょう。 またオンライン授業にはメリットやデメリットがそれぞれありますが、自宅で学習できるためコロナウイルス感染症の予防にはうってつけです。サポート体制が整っているところが多いので、さまざまな予備校を比較して自分に合ったところを選んでください。

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