春から大学生!大学受験の合格発表前・合格発表後にやるべきこと13選
合格発表前までの期間は、合否が気になり不安が高まる時期です。また、合格後も多少時間に余裕があるため、時間の使い方が悩ましいという人もいるのではないでしょうか。本記事では、合格発表前にやるべき3つのこと、大学入学前にやるべき10のことについて紹介します。
合格発表までにやるべきこと3選
大学受験が終わって合格発表を待つだけの期間は、合否が気になってそわそわしてしまう人も多いかもしれません。ここでは、合格発表までにやるべきことを3つ紹介します。
合格発表の方法を再確認
一般入試・総合型選抜・学校推薦型入試など、試験方式により合格発表の方法が異なる可能性があります。直接大学に電話をかけても、合否を教えてもらえないことが多いため、「合格発表当日にどのように合否を確かめるのか」確認したうえで段取りを考えておきましょう。不合格の場合、大学から不合格通知は発送されない場合があるため、合否の確認は重要です。
合否確認は、主に以下の4つがあります。それぞれの特徴を踏まえて準備しましょう。
・合格通知書:正式な合格通知。登録された住所へ郵送されるため、発表日当日に入手できるとは限らない
・学内掲示:確実に受験番号が確認できるが、現地までの交通費などの負担が必要
・Web発表:スマートフォンやパソコンから確認できるが、合格発表直後などにアクセスが殺到すると閲覧できないことがある
・自動電話応答システム:手軽に電話で確認できるが、電話代がかかる。また、つながりにくいこともある
落ち着いて過ごす
大学受験が終わったあとは、ひとまず勉強が休める状況です。なかには、毎日勉強していたので「やることがないと不安」という人もいるかもしれません。合否のことばかりが気になるときは、心配ごとを紙に書きだして、自分の不安と向き合ってみましょう。どんなに心配しても結果は、すでに決まっています。
共通テスト以外は、あえて自己採点を行わず「あの問題は間違っていたのではないか」などと気にしないのも一案です。一人でいると考え込んでしまう場合は、ゲーム・映画・カラオケ・運動など勉強以外のことに没頭してみましょう。「落ちたらどうしよう」ではなく「受かったらこれをしよう」と発想を切り替えるのもおすすめです。
本命校に合格した場合は併願校を辞退
併願校がある場合は、募集要項で併願校の手続き締切日や、本命校の補欠合格発表日も確認しておくと安心です。一般選抜合格発表時には、補欠者が発表されることがあります。補欠者とは、もし合格者が入学を辞退した場合に繰り上げ合格される可能性のある人です。そのため、補欠者と発表されても合格できるかはわかりません。
併願校に合格した場合、他に本命校があっても併願校に入学手続きを行うことが多い傾向です。もし、本命校に合格した場合、併願校に入学辞退の連絡をすると学費、諸経費などを返還してもらえることがあります。ただし、入学手続きの日程は大学により決まっていて、受付期間内でなければ対応してもらえないため、注意しましょう。
合格発表後にやるべきこと10選
ここでは、合格発表後にやるべき10のことを紹介します。
入学手続き
合格発表で無事合格していた場合は、入学手続きの要項によく目を通して入学手続きを行います。
・入学金相当額の納入
・入学手続き書類、預金口座振替依頼書などを郵送
・学費・諸会費の納入
それぞれに対応すべき期間が決まっています。事情があっても締め切りまでに対応しなければ入学手続きに対応してもらえません。特に、入学手続き書類は、住民票や高校の卒業証明書なども必要です。思っているよりも入手に時間がかかる可能性があるため、時間に余裕をもって準備しましょう。
お世話になった人への合否報告とお礼
大学に合格したことは、受験者にのみ通知されるため、その他の人には自分から伝える必要があります。受験勉強を支えてくれた人々への感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。親や家族、友人、教師、指導者、メンターなど、サポートしてくれた人々へ感謝の連絡することで、絆を深めることができます。電話で連絡するだけでなく、気持ちをしたためて手紙を贈ると喜ばれます。また、必須ではありませんが、もしお菓子やコーヒーなどお礼の品を添える場合の予算は、数千円程度です。
「御礼」の熨斗(のし)をつけると丁寧な印象になります。
思い出作りや趣味に没頭する
旅行やゲーム、読書、テレビの録画など、今まで我慢していたことがある場合は、今のうちに高校最後の思い出づくりをしておきましょう。例えば、テーマパークは高校生と大学生で料金が異なることもあり、少しでもお得に楽しめるのは入学前の期間です。また、離ればなれになる友だちと一緒に過ごす時間を大切にするのもよいでしょう。
ただし、まだ受験が残っている人や合格発表前の人がいる点は配慮が必要です。気兼ねしすぎる必要はありませんが、SNSの投稿などには注意して、周囲から反感を買わないように心がけましょう。
不用品の整理
大学入学後は、学校により異なる教科書を使います。単語帳や英文法の参考書などは、そのまま使える場合もありますが、合格を目指して使っていた参考書や問題集は使わないケースが多いでしょう。置き場所を確保するためにも、使いそうにないものは「捨てる」「譲る」「売る」など、処分しておくのがおすすめです。
・譲る相手の例:兄弟や姉妹、後輩、高校、塾
・売る相手の例:古本店、個人売買、専門書の買い取りサービス
少しでも高く売りたい場合は、汚れをできるだけ拭いてきれいにしておくとよいかもしれません。また、個人売買の場合は写真映りも注意しましょう。
新生活の準備
パソコンやスマートフォンなど、大学生になると必要になるものが増えるため、新生活に向けた買い物をしておきましょう。例えば、スーツを購入する場合は体が入るかどうかではなく寸法が自分に合っているかを確かめるために、お店で採寸してもらうのがおすすめです。また、大学生らしい私服もいくつかあると役立ちます。一人暮らし用の部屋を探す場合は、家賃・間取り・立地などに着目しましょう。
条件が良い物件から決まる傾向のため、早めの行動がおすすめです。
自動車運転免許の取得
一般的に、自動車学校へ通うと卒業までに数ヵ月かかります。一方、合宿免許であれば最短2週間で卒業できるところもあるため、取得を検討してもよいでしょう。今運転の予定がなくても、自動車運転免許を持っていることは、将来の就職活動においてもプラスになり得ます。特に営業職や運送業など、運転が求められる職種や企業においては、運転免許を持っていることが採用のポイントとなることがあります。
ただし、自動車運転免許の取得には時間や費用がかかることを念頭に置いてください。合格発表前後の時間に充分な余裕がある場合や、将来の利用価値や自己成長に対して十分なメリットを感じる場合に、自動車運転免許の取得を検討することが適しています。
大学入学後の目標を立てる
合格発表前後の時間は、将来の進路や目標についての新たな視点を持つ良い機会です。自分の興味や情熱を再確認し、自身の人生の方向性について深く考えることができます。将来のキャリアや学びの可能性を模索し、自己成長のための計画を立てる時間を過ごしましょう。
例えば「ネットビジネスを起業する」「語学留学をする」など、自分なりの目標を検討しておきましょう。大学での学習は、自主性が問われるため、受験が終わっても勉強する習慣を大きく崩さないことが大切です。自分が大学を志望する動機となった学びたいことに関する情報を集めておくと、入学後の学習に役立ちます。
また、大学ではレポートや論文で自分の意見をまとめる機会が多い傾向です。書く力をつけるためにも、評論や新書を読んでみましょう。さらに、英語単語や文法の復習もおすすめです。
同級生と知り合う
大学で友人を作るには、最初が肝心といわれています。大学やサークルに関する情報はSNSで調べられることが多いため、SNSのアカウントがあると便利です。「#春から○○大」などのハッシュタグを活用すると、入学前から同じ学部の同級生と知り合えるかもしれません。ただし、SNS上で募集される大学新入生向けの交流会は、大学自体は関与していないことが多いため、注意も必要です。
本当に学生のオフ会なのであれば問題ありませんが、なかには勧誘や宗教、悪徳商法などに誘導する目的で作られたアカウントが含まれている可能性もあります。共通項があっても、同級生と信じて安易にDM(ダイレクトメール)しないように注意しましょう。
アルバイトの情報収集
入学当初は、大学生活自体にも不慣れなので、合格発表直後からアルバイトをするのはあまりおすすめできません。しかし、アルバイトをすることで多くの場合、他の社会人や仲間との交流が生まれ、この交流を通じて、社会的なつながりを形成することができます。将来のキャリアや進路に関する情報やアドバイスをアルバイト先で得ることができるかもしれません。こしたメリットや、一人暮らしをするなどの場合に備えて、早いうちから情報収集を行っておくことは大切です。
資格取得の勉強を始める
勉強する習慣を維持しておくことは、今後の学習のためにも重要です。例えば、司法試験や公認会計士、理学療法士など資格取得を目指している場合は、専門の勉強を始めておくと入学後の勉強を先取りできるでしょう。また、英語の勉強としてTOEICや英検の受験もおすすめです。将来の働き方を踏まえて、第二外国語の勉強を始めてもいいかもしれません。
大学受験の合格発表前後の時間を大切に過ごそう
合格発表前後の期間は、不安や焦りが高まるかもしれませんが、前向きなマインドセットを構築することは重要です。自分の努力や成長を振り返り、合格結果に対して自信を持つことができるようにしましょう。失敗に対しても受け入れる準備をし、次のステップに進むためのプランを考えることも大切です。
しかし、大学受験の合格発表後は、受験勉強から解放されて少し余裕がある時期でもあります。長い受験勉強の期間が終わり、合格発表までの間は心身をリラックスさせることも重要です。適切な休息とリフレッシュは、緊張やストレスを軽減し、心のバランスを取るのに役立つため、友人や家族との過ごし方、趣味や運動、自己ケアなど、自分がリラックスできる活動にも時間を割り当てましょう。