大学受験直前にやってはいけないことは?勉強・生活習慣などをチェック!

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大学受験本番が近づき、不安とあせりが入り混じった複雑な気持ちで受験勉強を進めている受験生も多いのではないでしょうか。そこで、今回は試験前で気持ちが落ち着かない受験生に向けて、4つの角度から「大学受験直前にやってはいけないこと」について解説します。

大学受験直前にやってはいけないこと:勉強編

まずは、多くの受験生が一番気になる「大学受験直前にやってはいけない勉強」を6つ紹介します。

過去問を解くだけで復習しない

過去問を解くだけで復習しないのはダメな勉強法の一つ。なぜなら、受験勉強では間違えた問題や、解くのに時間がかかった問題を復習して弱点を減らすことが重要だからです。そのため、「過去問を解く」「弱点の復習」の2つはセットだと考えましょう。

過去問を一切解かない

大学受験直前になっても、一切過去問を解かないことも問題です。大学受験問題は、大学ごとに出題傾向が大きく異なり、自分が弱い分野の問題がたくさん出る可能性もあります。過去問をこなして受験する大学の出題傾向をつかんでおかないと、仮に模試の判定がAランクであっても本番で落ちる可能性もあるでしょう。

たとえ、自分にとってはすべり止めの大学でも侮ってはいけません。最低でも1度は過去問を解いて受験する大学の出題傾向を把握しておきましょう。

いろいろな問題集や参考書に手を出す

受験直前になると、あせってしまい次から次へといろいろな問題集や参考書に手を出してしまう受験生は少なくありません。しかしこれも大学受験直前にやってはいけないことの一つです。結果的に、どの問題集も中途半端になり、受験までに克服すべき弱点の対策などができなくなる可能性があります。受験参考書や問題集は、できるだけ数を絞り込み、繰り返し問題を解くことが大切です。

そのほうが集中して効率よく仕上げの受験勉強ができ、合格に必要な学力も身につきやすくなるでしょう。

暗記を軽視する

受験直前に暗記を軽視した勉強を行うこともNGです。暗記をおろそかにすると、高校レベルで簡単に解けるはずの問題すら解けない恐れがあります。暗記事項は、公式や文法、単語・熟語、化学記号な年号や地名、用語など、さまざまです。

特に重要度が高いのは、公式や文法、化学記号、受験によく出る英単熟語などです。利用範囲は広くなるため、暗記事項は軽視せずしっかりと覚えて頭に定着させておく必要があります。ただ、受験まで時間がない中で暗記だけに集中するのも問題です。自分が受験する大学の出題傾向に合わせて、暗記すべき事項を絞り込み、効率よく暗記を行いましょう。

特定の科目ばかり勉強する

苦手科目など、特定の科目ばかり勉強することもやってはいけない勉強法です。大学受験は、各受験科目の総合点で合否が決まります。少々得点が低い科目があっても、他の科目で高得点を取れば総合点が合格水準に達する可能性は高いでしょう。もちろん、科目ごとの配点率が違うなどの注意点を考慮する必要はありますが、苦手科目と得意科目をバランスよく勉強して受験に臨むのがマストです。

無理をする

寝食を忘れて受験勉強するような無理はしないようにしましょう。なぜなら、それが原因で受験当日に体調を崩して不合格になる恐れがあるからです。受験直前は体調管理が最も大切となるため、しっかりと管理したうえで受験勉強を効率的に行いましょう。

大学受験直前にやってはいけないこと:生活編

次は、生活の中でやってはいけない7つのことを挙げていきます。

勉強のために睡眠時間を短縮する

受験本番が間近になると、睡眠時間を短縮して勉強する受験生がいますがNGです。十分な睡眠を取らないと、翌日以降も脳に疲れが残り心身の調子も狂ってしまい、その状態で受験本番に臨めば残念な結果となる恐れもあります。受験直前は、最低でも7時間程度の睡眠時間を確保し、受験当日はコンディションが良好な状態で受験に臨みましょう。

食事を抜く

朝昼晩の食事を抜くことも、受験を目前にした受験生が絶対にやってはいけないことです。特に朝食を抜くと、1日の活動に支障が生じたり、体調不良を起こしたりする恐れがあります。受験当日に向けて一番避けたいのが体調不良です。そのためには、朝食を中心に栄養バランスの良い食事を心がけて、しっかりと体力をつけて本番に備えたいところです。

不規則な生活をする

夜ふかしや朝寝坊などの不規則な生活も、受験直前にやってはいけないことです。早寝早起きや規則正しい生活を心がけましょう。それができればベストなコンディションで受験に臨めます。

SNSやゲームをついやってしまう

受験直前に、SNSやゲームをつい長時間やってしまう習慣もNGです。中毒性が高いSNSやゲームは、一度始めるとやめるのが難しく、睡眠時間や勉強の時間を削る原因にもなります。また、SNSで他の受験生の書き込みを見て落ち込む場合もあり、精神衛生上もよくありません。

人が多い場所に出かける

受験生にとって鬼門となるのが感染症のリスクが高い「人が多い場所」です。例えば、「初詣で人が押し寄せる神社などに行く」「息抜きに好きなアーティストのコンサート会場へ行く」など、人の多い場所へ出かけて感染症にかかった場合、最悪受験できない可能性もあります。

暴飲暴食

暴飲暴食も受験直前にやってはいけないことです。年末年始の食べすぎはもちろん、ストレス解消のためにお菓子を食べすぎるなどの行為も、受験当日の体調不良を招く恐れがあります。

まったく運動しない

受験直前は勉強で家にこもる時間が増えますが、まったく運動しないのは問題です。時間を作って適度な運動を行いましょう。

受験直前は、「十分な睡眠」「栄養バランスの良い食事」「適度な運動」の3つを行いながら規則正しい生活を送りたいところです。また、「人の多い場所に行かない」「SNSやゲームで受験までの限られた時間を無駄にしない」といった点も肝に銘じておきましょう。

大学受験直前にやってはいけないこと:メンタル編

メンタル面についても、受験直前にやると合否に関わる悪影響を及ぼすNG項目があります。

他人と自分を比べて落ち込む

受験直前は、他人と自分を比べてはいけません。それが原因で受験へのモチベーションが下がる恐れもあります。無理にでも「自分は自分、他人は他人」と考えたほうが前向きな気持ちになれるでしょう。

ネガティブなことばかり考える

「もし落ちたら」「当日遅刻するのでは?」など、ネガティブなことばかり考えることもやめましょう。不安感が高まってしまうと交感神経が活発になり、睡眠不足になりかねません。最悪な場合、体調を崩す可能性もあります。受験直前は、極力ポジティブシンキングを心がけましょう。

大学受験直前にやってはいけないこと:受験前日編

最後に挙げる「やってはいけないこと」は、受験前日におけるNG事項です。主に、受験前日の各種準備について紹介します。

受験当日の準備をしていない

受験前日から受験当日に必要な準備をしておかないと、当日あわてて準備することで遅刻や忘れ物をする恐れがあります。以下の準備は前日に必ず行いましょう。

持ち物

受験票、筆記用具、腕時計、交通系ICカード、スマホ、交通費など

必要事項のチェック

受験会場までのルートや所要時間、家を出る時間、当日乗る電車やバスの時刻表、天気予報など

遅刻防止対策

目覚まし時計のセット

前日に以上の準備をやっておけば当日出がけにあわてることなく、余裕をもって受験会場に行けるでしょう。

前の晩に夜ふかしする

夜更かしをすると、十分な睡眠時間を確保できなくなります。睡眠不足は、体の休息や回復に必要な時間を削減し、日中の集中力や注意力の低下、疲労感、イライラなどの問題を引き起こす可能性があります。 夜更かしによって疲労が回復しない場合、受験当日の集中力が低下する可能性があります。集中力が欠如すると、問題解決能力や正確性、思考の柔軟性に影響が出る可能性があります。前の晩の夜ふかしは、遅刻の原因となるだけでなく、睡眠不足による不調も招きます。十分な休息と良質な睡眠を確保し、受験当日に最善のパフォーマンスを発揮できる状態を作ることが重要です。

長風呂

長風呂に入ることで、時間を大幅に消費することがあります。特に、忙しいスケジュールや多忙な受験前日は、時間を効率的に使うことが求められるます。 長風呂でのぼせて体調を崩し、翌日までそれを引きずってしまう人もいるので要注意です。

生ものを食べる

生魚など食中毒になるリスクが高い生ものは避けましょう。できれば1~2週間前から食べないようにしたほうが無難です。

風呂あがりに薄着でいる

大学受験の時期は寒いため、風呂上がりに薄着でいると体が急激に冷えて一晩で風邪をひく可能性が高いです。受験前日だけでなく、冷え込んでくる11月ごろからやめることをおすすめします。

寝る直前のコーヒー

受験前日に緊張して眠れないにもかかわらず、カフェインが入るとますます眠れなくなってしまいます。そのため、寝る直前にカフェインが入ったコーヒーを飲むことはやめましょう。また、緑茶やエナジードリンクなど、コーヒー以外にカフェインが入ったものも同様です。

前日は以上のことに気をつけて、ベストなコンディションで受験当日を迎えましょう。

あなたは大丈夫?受験本番に向けて「やってはいけないこと」をチェックしよう

以上で挙げた「受験直前にやってはいけないこと」の中に思い当たる節はあったでしょうか?もしあった場合は、さっそく今日からやめられるように行動することが大切です。しっかりと意識することで体調が維持でき、受験への不安やあせりが減るなど、受験勉強にも身が入るでしょう。そのうえで、受験本番を迎えれば、実力通りの力を発揮して合格できる可能性も高まります。

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