大学受験生が読書するメリット・デメリットと受験生の読書におすすめの本

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老若男女を問わず、読書のメリットは大きいといわれます。それは大学受験生も同様です。また、読書は大学受験自体にも大きなメリットをもたらし、その後の人生にもプラスに働くことが期待できます。本記事では大学受験生が読書するメリットや、読書をするうえで注意点となるデメリットについて解説します。

また、大学受験生におすすめの本の種類、忙しい中で読書の時間を上手に確保する方法についても紹介します。

大学受験生が読書をするメリット

まず、大学受験生が読書をするメリットについて説明していきます。

読書は語彙や知識を増やす最適の教材

読書は語彙や知識を増やす最適の教材です。読書で多くの言葉に触れるほど語彙は増えます。同時に、知識も増えるため、大学受験に必要な知識も身につけることが期待できるでしょう。また、英語などの外国語を読む場合も、日本語の語彙が多いほうがより正しい形で外国語の意味を理解でき、外国に関する物事への知識を増やすのにも役立ちます。

文章の読解力が上がる

語彙力や物事への知見がアップすると、文章の読解力が各段に上がります。そのため、問題文の意味や意図を正確に読み取れるようになることが期待できるでしょう。誤読などが原因で得点を落とすリスクを最小限に抑えられます。

文章を正確に読み解くスピードが上がる

文章の読解力が上がれば要約力も上がり、文章を正確に読み解くスピードも上がります。大学受験では、限られた時間内で多くの文章を読むことが必要です。読むスピードが遅ければ時間切れとなり、本来なら得点できるはずの問題が解けないままになる恐れが生じるでしょう。しかし、文章を読み解くスピードが上がれば、試験において時間切れの心配がなくなります。

長文問題への苦手意識が薄れる

文章を正確に読み解くスピードが上がると、長文問題への苦手意識が薄れることも期待できます。特に、長文問題が多い国語や英語、社会などは、長文への苦手意識がない受験生のほうが有利です。

文章作成力の向上にも読書は役立つ

たくさんの良質な文章に触れられる読書は、大学受験に必要な文章作成力の向上にも役立ちます。古今東西の文学作品など長く読まれる本の多くは、文章の正しい書き方を自然に学べる良質な教材です。具体的には、以下を学べます。

・適切な言葉の使い方
・読みやすさを意識した文章構成
・本の性質に応じた適切な文章表現

もちろん、文章作成力を上げるには、文章を書くことが最も重要です。しかし、文章の正しい書き方を知っていれば、「読者に正しく伝わる文章を書く力」が身につきやすいことは言うまでもありません。

また、本の行間には「著者のメッセージ」や「物語の背景となった史実」など、言葉では表現されていない物事が隠れています。それらの物事について想像する、あるいは「著者は何を伝えたいのだろう?」などと考える経験を通して、文章の作成に必要な「自分で考える力」が身につきます。それは、大学受験の他の場面でも大いに役立ちます。

このように、読書には大学受験生にとって多くのメリットがあります。

大学受験生の読書がデメリットになるケース

大学受験生の読書は、メリットのほうが大きいのですが、場合によっては以下のようなデメリットもあります。

読書に夢中になりすぎて受験勉強の時間が減る

読書好きの受験生が陥りやすいデメリットです。読書好きの中には、時間を忘れて読書に没頭する人も少なくありません。ゲームに没頭しすぎて勉強がおろそかになることがよく問題視されますが、読書でも同様なことは起こります。その結果、本来受験勉強をするべき時間まで読書に費やし、必要な受験勉強ができないまま受験本番に突入する受験生もいるのです。

そのような事態を回避するには、1日の読書時間を決め、受験勉強に支障がないように心がけることが求められます。

自分の読解レベルより上の本を選んで読書が続かない

「受験勉強に役立つから」「過去問によく出るから」といった動機の人にありがちなケースです。大学受験問題で引用される本の文章には、高い読解力を持つ人でも一読で理解しにくいものも少なくありません。また、一般的なレベルの受験生には、難解な文章もあります。そのような文章の本をいきなり読めば途中で挫折しかねません。その結果、読書が嫌になって続かなくなる恐れがあります。

それを防ぐためにも、明らかに自分のレベルよりも上の難解な文章の本は避け、まずは「自分が読解しやすい文章の本」を読み慣れることから始めましょう。そこから少しずつ本のレベルを上げていけば、難しい文章も読み解きやすくなります。

大学受験生の読書におすすめの本は?

大学受験生にとってメリットが大きい読書ですが、ふだんあまり読書しない受験生の中には「どんな本を読めばいいかわからない」と悩む人もいるのではないでしょうか。ここでは、そんな受験生におすすめの本や、その選び方をご紹介します。

自分が興味を持った本

特に、読書の習慣がない受験生は、「自分が興味を持った本」を複数冊読むのがおすすめです。最後まで挫折せずに読める確率が高くなり、大学受験に必要な読解力が身につきやすいでしょう。

進路に関する本

志望大学や学部など、進路に関する本も大学受験生にはおすすめです。例えば、次のような本を読んでみてはいかがでしょうか。

・古今東西の文学作品(歴史マンガなどもOK)
・進みたい学部に関する素人向け書籍(「〇〇学入門」など)
・社会問題に関する書籍(新書など)
・進路選びのヒントになる書籍(職業図鑑など)
・息抜き用の書籍(ライトノベルなど)
・ペーパーバック(英語の書籍)

これらの中から、自分が興味を持った本をまず1冊選んで読んでみるといいでしょう。

受験へのモチベーションを上げる本

『ドラゴン桜』など、受験へのモチベーションを上げる本もおすすめです。こちらは、過去の受験生にも愛読されています。

過去の大学受験問題で引用された本

志望大学や学部がある程度決まっている人におすすめなのが、過去の大学受験問題で文章が引用された本です。

小説、新書、ベストセラーなどその種類は多岐にわたりますが、その中から自分の興味がある本をまず1冊選んでみましょう。

大学受験生が読書の時間を確保するには?

大学受験生にとって読書の時間を捻出するのは、なかなか難題です。特に、ふだんはあまり読書をしない受験生にとっては、かなりの難題かもしれません。しかし、大学受験問題は一定以上の読解力がないと太刀打ちできません。そのため、できれば大学受験に最低限必要な読解力を身につける程度の読書は、習慣にしたいところです。忙しい中で読書の時間を確保する方法をご紹介します。

電車通学などのスキマ時間を活用する

「通学で電車に乗っている時間」などのスキマ時間は、読書に最適です。ぜひ、スキマ時間を活用しましょう。

一度に読もうとしない

長編小説などを一度に読もうとすれば、受験勉強の時間が削られます。そのため、本を読む時間を決めたうえで少しずつ読むのがおすすめです。もし、難しい場合は、すぐに話が終わる短編小説などを選ぶのもよい方法でしょう。

読書は、大学受験にも役立ちますが、そのために勉強時間を削ることになるのでは本末転倒です。受験勉強の時間を確保しながら読書するためにも、時間の管理は徹底して行いましょう。

読書は大学受験の先の人生にも大きなメリットをもたらす

読書には、語彙や知見を広げて読解力をアップさせる効果が期待できるため、大学受験にもおおいに役立ちます。しかし、読書のメリットはそれだけではありません。読書を通して増えた語彙力や知識、アップデートした文章読解力や文章を読む速度などは、将来のキャリアアップなどにも役立ちます。ひいては、その後の人生にも大きなメリットをもたらすでしょう。

受験勉強が忙しい中で本を読むのは大変でしょうが、ぜひ読書の時間を確保してみてはいかがでしょうか。

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