大学受験を成功させるカギ!やる気を出すための方法とは?
大学に合格するためには、時間を惜しんで勉強していく必要があります。しかし、時には勉強するやる気が出ないことも少なくないのではないでしょうか。やる気が出ないと、気持ちばかりが焦って空回りしてしまいます。ここでやる気を出すための方法を習得し、受験勉強を効率的に進めていきましょう。
やる気が出なくなる原因
やる気というのは、いつでも都合よく出てくるものではありません。特に大学受験という大きな山場においては、やる気が出なくなることは決して珍しくないことです。やる気が出なくなるのには、いくつか考えられる原因があるのでここで確認していきます。しかし、もし自分に当てはまる原因がないと感じても問題ありません。
やる気が出なくなるのはごく自然なことで、悪いことではなく誰にでも起こり得ることであることを頭に入れておきましょう。
思うように勉強の成果が出ない
大学受験では、志望大学に合格するために成績を上げていく必要があります。しかし、いつでも必ず頑張ったらその分が成績アップにつながるとは限りません。成績がぐんぐん伸びる時期があれば、逆に伸び悩む時期もあるのです。成績が目に見えて上がっていけば、やる気は一気に上がります。逆に成績が伸び悩む時期は、努力が報われないと感じてやる気が出なくなってしまうのも当然です。
やる気が出ないことで勉強が思うように進まないと、さらに成績が伸び悩んでしまうこともあります。
目標が高すぎる気がして自信がない
志望大学が人によってそれぞれであるように、学生それぞれの学力も全く違います。そのため、中には目標が高すぎると感じて自信を失ってしまうケースもあります。もちろん、志望大学合格のために必要な学力を手にするためには、人によっては大変な努力が必要なこともあるでしょう。そんな目標を達成させるためには、「自分にはできる」と自信を持って日々勉強していくことが大切です。
その自信がなくなってしまうと、一気にやる気が出なくなってしまうものなのです。今まで必死に頑張ってきたのに目標は相変わらず高く、手が届かない気がして諦めたくなってしまうことも少なくありません。
入試本番までが遠く感じる
大学受験は、半年から1年ほどの時間をかけてじっくりと勉強していく学生が大半です。半年から1年という期間は、決して短いものではありません。
この期間中、ずっとやる気を維持していくという方が難しいといえるでしょう。入試本番までの期間が大変長いので、勉強の終わりが見えずにやる気を失ってしまうことも多いものなのです。
やる気を出すための方法
やる気がなくなった時は、思うように勉強が進まないものです。ここで焦って「やらなければならない!」と気負ってむやみに勉強しても逆効果です。
やる気はどんどん出なくなり、勉強の効率も悪くなってしまいます。そこで、やる気を出すために効果的な方法を見ていきましょう。
志望動機を明確にする
やる気を出すためには、志望動機を明確にするととても効果的です。どうしてその大学に入りたいのか、今一度じっくり考えてみましょう。志望動機は、どんなものでも構いません。例えば、みんなから認められる大学に行きたい、大学名がかっこいい、モテたいという理由でもいいででしょう。その動機が、自分にとって確固たる理由であれば全く問題ないのです。
むやみにひたすら勉強をしても、やる気は出るものではありません。それよりも、「なぜ勉強する必要があるのか」を明確にするといいのです。どんな理由であれ自分が目指すものが見付かれば、それはやる気へと繋がります。
将来を考えてみる
志望動機を明確にすると同時に、大学卒業後の将来についても考えてみましょう。まだ大学にも入っていないのにその先を考えるのは、無謀だし時間の無駄と考える人もいます。しかし、大学への入学は人生のゴールではありません。大学へ入って卒業することは、大人として社会へ出ていくためのステップに過ぎないのです。そこで大学という短いスパンの目標にプラスして、自分の将来像を思い描いてみましょう。就きたい職業や目標年収、どんな大人になりたいのか、どんな生活をしたいのか、どんな人生を送りたいのかを考えてみます。
そして、将来目指す自分になるために大学へ入ることが大切であることを認識するのです。大学へ入ることは通過点にすぎませんが、その後の人生を左右する可能性がある重要な場面でもあります。なぜ志望大学へ行きたいのかを自分の人生の上で考えてみれば、大学受験への思いも変わってくることでしょう。大学に合格することは、将来理想の自分を手に入れるために必要なステップです。こうして自分だけの壮大な人生計画を立てておくと、やる気は自然と出てきます。
自分はできると信じる
自分に自信をなくしてしまうと、やる気はどんどん出なくなります。どうせ自分にはできないのだからと思ってしまうようでは、勉強すら手に付かなくなってしまうこともあるでしょう。特に成績が思うように上がらない時期は、自信を喪失してしまうことも珍しくありません。そこで、自分はできるんだと自己暗示をかけてみます。自己暗示というと怪しく聞こえがちですが、「自分はできる」と心の中で唱えたり口に出していうだけです。
最初はその言葉だけが一人歩きをして、こんな方法でやる気が出るのかと疑問に思うこともあるでしょう。しかし最初は言葉だけであったとしても、続けていくことでだんだんと自己暗示の効果が出てきます。自分に自信が持てれば、やる気は自然と湧いてきます。まずは、自分が自分自身を認めて信じることが大切なのです。
周囲の人に志望大学合格を宣言する
やる気を上げるためには、周囲へ志望大学の合格を宣言しておくという方法も有効です。人は、周囲の人に認められたいという意識が強くあるものです。それを利用し、自分に対して少しプレッシャーをかけておきましょう。周囲に志望大学の合格を宣言すると、合格しなければ恥ずかしいという思いが出てくるものです。
すると、その思いは「合格する必要がある」という認識となり、「今、勉強しなければならない」と思うようになります。これによって、自然とやる気が出てくるようになるのです。受験勉強のやる気を出す方法というと自分一人で頑張るものが多いですが、こうして周囲の助けを借りるのも効果的です。
志望大学でのキャンパスライフを想像する
やる気を手っ取り早く出したいのならば、志望する大学に合格した後のキャンパスライフを想像してみましょう。単にイメージするのではなく、事細かに想像して大学を謳歌している自分を想像することが大切です。勉強に精を出しつつサークル活動にも参加し、友達との交流も楽しむ自分。その舞台は、志望大学に他なりません。
この想像を実現させるためには、大学の合格が必須条件です。そう考えると、今やるべきことが自然と見えてきます。それは、他でもなく受験勉強です。これを脳がイメージをともなって理解することで、やる気を出しやすい状態にするのです。なるべくリアルな想像を作り上げ、脳にしっかりと働きかけていきましょう。
とりあえず机に向かう
何をしてもなかなかやる気が出ないときには、とりあえず机に向かってみるのも効果的です。やる気が出ないときは、机に向かうのも億劫で教本や問題集など見たくもない場合が多くなっています。それは、勉強に対するマイナスの感情が働くからではないでしょうか。勉強していると疲れる、わからないところがあると不快になるなど。
そういった感情はひとまず頭の片隅に片付けて、何も考えずに机に向かってみましょう。勉強するという目的ではなく、机に向かうことを目標にすると有効です。これならばハードルが低く、やる気がなくても踏み出しやすい1歩なのではないでしょうか。机に向かうことができたら、とりあえず教本や問題集を開いてみます。このときも、読むことや問題を解くことが目的ではありません。
とりあえず、開いてみるだけでいいのです。本を開くことができたら、1ページだけ読み進めたり問題を解いたりしてみます。こうしてハードルが低く達成しやすい目標を設定し、少しずつ気持ちを勉強へと向けていきます。
こまめに休憩を入れる
やる気が出ないのは、勉強する前までのタイミングがほとんどです。一度勉強が始まってしまえば、やる気がなかったことなんて忘れて集中することも多くなっています。そのため、まずは勉強を始めることが最初の難関となるのです。これをクリアすることができたら、無理せずこまめに休憩を入れながら勉強を進めていきましょう。
確実に少しずつ勉強を進めることができれば、それは自分の自信につながりやる気をアップさせることにもつながります。無理せず自分を責めずに、自分の状態をしっかりと把握して勉強へのやる気を上げていきましょう。
やる気を維持するためのポイント
やる気を出すことができたら、次はそれを維持することが大切になります。やる気を維持するのは簡単なことではありませんが、上手にコントロールできれば勉強効率は飛躍的に上がります。そのためのポイントを、ここで押さえておきましょう。
勉強を習慣化する
やる気を維持して高いモチベーションをキープすることは、とてつもなくハードルが高いことです。そこでやる気を維持して勉強をしっかりと続けるということを重視して、勉強を習慣化していきましょう。勉強が習慣化していれば、どんな精神状態でも自然と勉強を始めることができるようになります。習慣化させるためには、毎日同じ時間に勉強を始めることが大切です。
習慣というのは、頭で考えなくても行動ができることをいいます。歯磨きや着替えなどが、わかりやすい習慣です。こうした生活の習慣に勉強を組み込むことで、例えやる気が低下してしまっても一定のモチベーションを保ちやすくなります。
目標を紙に書いて目立つところに貼る
やる気を出すために明確にした目標は、紙に書いて目立つところに貼っておくといいでしょう。勉強机に向かったら目の前となる、一番目立つ場所に貼っておくと効果的です。
目標は、頭の中にあるだけよりも目に見える形で認識できるようにしておくと有効なのです。志望大学に合格するための志望動機や、その先の理想とする将来の自分。これらは、毎日自分自身が確認しておける形で表現しておきましょう。
勉強する前のルーティンを作る
勉強を習慣化することが大切とお伝えしましたが、習慣化には勉強する前にルーティンを作ると効果的です。例えば、勉強する前には必ずコーヒーを1杯飲むなどです。
こうして毎日変わらないルーティンを取り入れると、脳が自然と勉強モードに切り替わるようになります。人は基本的に変化を嫌う傾向が強いので、毎日同じ時間に同じルーティンを取り入れると脳も安心するのです。これを利用して、勉強しやすい脳の環境を整えていきましょう。
勉強から離れる時間を作る
やる気を維持していくためには、勉強から離れる時間を作ることも大切です。毎日ずっと勉強ばかりの生活をしていては、どんな人でも気が滅入ってしまいます。人間は変化を好まない傾向が強いとはいえ、毎日変化がなさすぎる生活では飽きてしまうのです。そこで、勉強から離れる時間を作りましょう。これは、単に勉強をしない時間というわけではありません
。勉強のことを一切考えず、自分を甘やかす時間です。趣味に没頭するもよし、友達とおしゃべりに没頭するもよし、一人でのんびりと好きな映画を見るのも効果的です。こうして勉強からきっぱり離れる時間を作ると、脳にとってもいい刺激となります。そして、また勉強に向かうためのやる気が出やすくなるのです。
まとめ
受験勉強には、長い期間を要します。その期間を有効に利用し合格を目指すためには、自分を上手にコントロールしていく必要があるのです。少しの時間をも惜しいとされる受験勉強ですが、より効率的に勉強ができればそれに越したことはありません。そのためには、やる気を出してそれを維持していくことを心がけていきましょう。
そのために、自分の状態を把握してやる気を出せる環境を作り上手にコントロールしていくのです。
効率的な勉強のためには、時には勉強から離れることも大切です。目先の目標ばかりに気をとられず、長いスパンで勉強の計画を立ててみましょう。また、やる気が出なくなることはごく当たり前のことであることも忘れてはいけません。やる気がなくなってしまったら、また出せるように工夫すればいいのです。
そうやって自分をコントロールすることが、効率的な受験勉強を続ける秘訣といってもいいのではないでしょうか。